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● ミニ特集 トレヴィル(TREVILLE) ●
▼どっぷりつかる?─トレヴィル

トレヴィルの出版作品って、とがっているとか、鋭利な刃物とかっていうのとは違うんですが、なんでしょう、うーん、曲がってるっていうか、微妙に方向がそれてるっていうかね? 要するに偏っているのかなぁ。みなさんこれにヤられがちと見えて、人気の稀少本が多いです。

ここまで特異なカラーがあると、トレヴィルだからこんな本だろうという推測もできるし、期待感も湧いてきますよね。

COOL BABE(トレヴィル)※難アリ、注意!

表紙が一番好きかも。赤ちゃんが首の下で手を組んで、浮き輪の端に足をあげて、じつに気持ち良さそうな顔をしています。
名もないけれど、生意気な子どもたちの写真集。

KATAN DOLL─天野可淡人形作品集─(天野可淡/トレヴィル)

天野可淡の人形の世界を堪能したい方に。
→人形つながり

KATAN DOLL fantasm─天野可淡人形作品集─(天野可淡/トレヴィル)

当店在庫棚にあったのも束の間、あっと言う間に目の前を通りすぎて行きました。天野可淡の人形の世界を堪能したい方に。

デイドリーム・ビリーバー 上・下(三田誠広/トレヴィル)

今はなき、トレヴィル社から出た三田誠広の渾身の力作。構想を温め続けて数年とか。著者の思い入れが伝わるリキの入った装幀。もっと広く読まれないと気の毒なのだが、いかんせんトレヴィル…。ジャケ買いもアリだと思う本。

THE ALLURE(アルーア)蠱惑(リチャード・コールダー 浅倉久志訳 巽孝之解説/トレヴィル)

ポスト・サイバーパンクの旗手・リチャード・コールダー。デビュー作「トクシーヌ」と「モスキート」「リリム」「アルーア」の4編を収録。巽孝之の解説24頁。

パール─時のはての物語(川西蘭/トレヴィル)

「彼女の死体は香しく可憐な小舟のように流れに浮いていた。それがパールだった。」「リアルでファンタジックな書下ろし近未来小説。」(帯より引用)

ロベルトは今夜(山口椿/トレヴィル)

題が目を引きますよね。しかもトレヴィルならではの美麗なカバー。発行当時、書店に平積みされていて、なんだこれは?と思って手に取りました。中を見て、あわてて、置き直したりして(笑)。若かったので。
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幽霊城─ホーンテッド・キャッスル(サイモン・マースデン写真集/トレヴィル)

好き好んで、いわくありげなところばかりを撮ってまわってる、変人写真家サイモン・マースデンの写真集。見れば見るほど、なんかありそうです。あのドラキュラの城もあれば、ジル・ド・レエのシャントセ城もある。彼の手にかかるとベルサイユ宮殿まで気味が悪いからすごいです。城という城がイヤになる本。でもつくづく見てみたい、変な本です。
→ドラキュラつながり
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My Fellow Dogs(トレヴィル)

犬の写真集ですが、そこはこのシリーズ。一味違います。犬好きはもちろん、そうでない人にもすすめられます。そんな犬本は珍しいですよね。
→犬つながり

Ange アンジェ─秋山まほこ人形作品集─(秋山まほこ/トレヴィル)

あれあれ、見たことがある、と思ったら、教養文庫のゴーチエの著作のカバーに使われていました。美しい…。
→人形つながり
→ミニ特集・テオフィル・ゴーチエ

妖精物語(川西蘭/トレヴィル発行 リブロポート発売)

カバー絵のエッチングは東逸子。
→妖精つながり(作成中)

STYLE DICTIONARY?(スタイル・ディクショナリー)(RUBEN TOLEDO(ルーベン・トレド)/トレヴィル)

ファッション系のイラストレーター、ルーベン・トレドさんのファッション系イラスト集。
大判、ソフトカバー、厚み1センチ強の本。

ANATOMIC DOLL 吉田良一人形作品集(吉田良一/トレヴィル)

トレヴィルの人形写真集、けっこう在庫に増えてきました。(すぐ売れちゃいますが。)
ともかくどれも美しい。特に吉田良一さんのものはひんやり。エロティシズム。そして何やら痛覚を刺激されます。

emmuree(アンミュレ) 山吉由利子人形作品集(山吉由利子/トレヴィル)

これはまたエロティック&頽廃的な香りの人形作品集。トレヴィルの人形作品集を集めておいでの方は是非とも。
→人形つながり

ブレードランナー(ウィリアム・S・バロウズ 山形浩生訳/トレヴィル)

あのリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』とは、関係ないらしいです。バロウズがアラン・E・ナースの小説から名前(と設定)を拝借し、さらにリドリー・スコットが、そのタイトルを使用したんですって。医薬品の運び屋の物語。中編。
→変わった職業ランキング

モンス・デジデリオ画集 ピナコテーカ・トレヴィル・シリーズ1※ビニールカバー欠、帯欠(谷川渥:解説・監修/トレヴィル)

近年評価されるようになったというモンス・デジデリオの画集。ほんとにトレヴィルはこういうの得意ですね。

IZIS イジス写真集2 少年の日々(高橋周平:企画編集/トレヴィル)

イジスのパリ写真集。まだ世の中には観光名所の写真集しかなかった頃から、イジスは、そこに住む人々、パリらしいシャッターチャンスをモノにして、パリへの「個人的ヴィジョンを表現(解説より)」していたのだそうです。なるほど!

トミ THE CHEERFUL HEART(エリザベス・ジャネット・グレイ 黒井健:画/トレヴィル)

現天皇陛下の皇太子時代に家庭教師をしていた夫人の書いた日本の少女の物語。明るくくじけない少女がヒロインの、清しい少女小説の伝統を日本で。といった風情です。

大津波 THE BIG WAVE(パール・S・バック 黒井健:画/トレヴィル)

大長篇小説『大地』で、中国を描き切って有名なパール・バックさんが、日本についても小説を書いていたとは存じませんでした。津波(海)と共存する日本の人々を日本の少年の視点から描いています。

フレデリック・レイトン(谷田博幸解説/トレヴィル)

どうしてもエロチックに見える肢体のイカロス。セイレーンの肌の色。男にまとわりつく女の肌の柔らかな息苦しさ。「祈願」の布を通す光。レイトン卿の絵がこれでもかと、約50点収録されています。解説付。
→詳しくは

ANIMAL HOUSE(アニマル・ハウス)(トレヴィル)

表紙の写真、分かります? なんとなくひとり黄昏てるトド君です。こんな笑える動物写真集。
「LIFE誌の投稿写真を中心に爆笑写真46点を収録(紹介文より)」ですって。

ANIMAL HOUSE RETURNS(アニマル・ハウス・リターンズ)(トレヴィル)

左←アニマルハウスがよほど評判が良かったと見えて、パート2も出ています。
どれも笑える動物写真。2冊目になってもクオリティ高いです。

パラダイス・ロスト(Paradise Lost)―トマス・ルス写真集(トマス・ルス/トレヴィル)

エロチックです。エロチックな妄想が詰まっています。拘束アリ、血アリ、拷問アリ、その他言うに言われぬコト、いろいろアリ。しかし、それだけではない何かがあり、もやもやします。「楽園を追われし者たち」(高橋周平)という真面目な解説を読んで、ほぉーと思いました。

ルネ・グリュオー作品集(トレヴィル)

約90p そのうち約60pはカラーです。
「'40〜50年代の、究極のエレガンスの代名詞として溜息をもって語られる名前」「ディオールのヴィジュアル・イメージを創出した伝説的アーティスト」だそうです。言われてみれば、ディオール関連で見てますね。

 
ベアト・アンジェロ(Beato Angelo)―天使のはこぶもの ヌオボ・クラッシコ・シリーズ(トレヴィル)

名画の中から天使を抜き出して再構成した天使画集。
アートディレクションの後記、「名画からエンジェルを抽出したブック・デザイナーとして、この本での試みは昔の絵画の復元であった。それも、最新のテクノロジーが可能にした修復作業であった」という意見が興味深いです。なるほどな、と。

ベアト・アンジェロ2(Beato Angelo2)―天使たちのはばたき ヌオボ・クラッシコ・シリーズ(トレヴィル)

名画の中から天使を抜き出して再構成した天使画集。2冊目。

めくってもめくっても天使。

→天使つながり

IN THE MOOD―VINTAGE DANCE MUSIC RECORD JACKETS OF THE 50’S AND EARLY 60’S(トレヴィル)

タイトル通りですね。50年代から60年代初めのムードミュージックのレコードジャケット集。それだけですが、好きな人ならちょっと感じるところのある趣味のご本です。馬場啓一の「スイート・バンドの終焉」5pを収録。

 
   
THE GARDEN(トレヴィル)

高橋周平:企画編集。
エロチックだったり、蟲惑的だったり、どうにも気味が悪くて目を離せなかったりする、43人の写真家によ植物の写真集。
高橋周平の「写真家たちのあまりにも大胆な美への欲望」4pを収録。
→ミニ特集・薔薇は何本あるか?

拷問天国(TORTURE GARDENトーチャーガーデン)―ヴィンテージ・エロティカ・アーカイヴ(Azzlo Discipline/トレヴィル)

表紙とタイトルから存分に想像していただければそれが正解です。
まぁでも、拷問っていうよりは、美女が「おしおき」されてる感じの写真集。

   

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