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● ミニ特集 美味な新潮文庫 ●
▼仲間に入れてよ。

美味なる新潮文庫。比喩ではなくそれそのまま(笑)。新潮文庫には、美食追求シリーズがいっぱい入っています。殆どは開高健と池波正太郎と辻静雄です。ぜひとも仲間に入りたいもんです。

順次増やしていきます。

新潮文庫と言えば→ミニ特集vol.53・新潮文庫海外アンソロジー

▼豪華な文庫本。

新・パリの居酒屋(びすとろ) 新潮文庫(辻静雄/新潮社)

びっくりするほど、写真もふんだんで豪華な文庫本。その名の通り、パリのビストロめったぎりです。これがまた、あきれるほど、うまそうなんだわぁ。いいなぁ。
辻さんはどの著書を読んでもなかなか現実的な人で、料理の評にも夢見がちなところはなくて、感心するんですよ。

▼その高み。

フランス料理の手帖 新潮文庫(辻静雄/新潮社)

庶民にはあんまり関係なくて、タメになるかどうかは疑問だけど、読んでいてヤケに楽しい、料理の話題。

▼けっこうかわいいんで。

料理材料の基礎知識 新潮文庫(大阪あべの辻調理師専門学校編/新潮社)

そのままの内容ですが、材料がミニなカラー写真で載ってて、開くと、ややかわいいんです。ちょっと好き。

▼これも。

料理上手の基礎知識 新潮文庫(大阪あべの辻調理師専門学校編/新潮社)

そのままの内容ですが、料理器具がミニなモノクロ写真で載ってて、開くと、ややかわいいんです。これもちょっと好き。

▼けっこうかわいいんで。

お菓子作りの基礎知識 新潮文庫(大阪あべの辻製菓専門学校編/新潮社)

和洋菓子の器具と材料、その基本的な扱いを紹介しています。まじめな御本です。カラー写真。

▼入門…。

フランス菓子入門 新潮文庫(大阪あべの辻製菓専門学校編/新潮社)

フルーツケーキやマドレーヌから始まる辺り、確かに入門かもしれんですが、どうにもこうにもプロっぽいです。

▼ばっちり。

テーブルマナー・ブック 新潮文庫(辻ホテルスクール編/新潮社)

これさえあれば正確に西洋料理を食べられます。あ、信じてたのとちょっと違ってた、ってマナーもあるので、さらっと確認するのにいいかも。教本のくせにウマそうです。

▼ばっちり。

和食のいただき方 新潮文庫(塩月弥生子/新潮社)

これで正確に懐石料理を食べられます。でも、自信ないなぁ。緊張してカクカクになりそう。ま、和食の基本からですので、日本人なら役に立ちます。そして教本なのにウマそうすぎる。

▼いいなぁ。

洋酒天国1 酒と女と青春の巻 新潮文庫(開高健監修/新潮社)

1です。揃えてニヤニヤしたいですねぇ、1〜3。
柳原良平カバーがワクワクさせてくれる、洋酒天国新潮文庫版です。豪華メンバーの酒エッセイ。
→酔っぱらいつながり

▼いいなぁ。

洋酒天国3 ウイスキーここにありの巻 新潮文庫(開高健監修/新潮社)

これは3。揃えたいですねぇ、1〜3。カバーからワクワクさせてくれる、洋酒天国新潮文庫版です。豪華メンバーの酒エッセイ。柳原良平のカバー、カットで。
→酔っぱらいつながり

▼例え笑えなくても。

食卓は笑う 新潮文庫(開高健監修/新潮社)

流通中ですので、新刊でどうぞ。柳原良平のカバー、カット、加藤芳郎、ロナルド・サール、ヴァージル・パーチのカットもアリです。開高健の食べ物ジョーク集。
※流通中。

▼意外にも。

ワイン手帖 新潮文庫(ロナルド・サール著 鴨川晴比古訳・著/新潮社)

これ、好きだなぁ。半分は、ワインの味の表現をイラスト入りで解説。Healthy,but a bit sweaty(健全につくられているが、ちょっとむさい)。むさい? とか、読んで意外に楽しいのです。残り半分はワイン入門講座、ワインのあれこれ。

▼つかえる。

フランス料理オードブル西洋料理のコツ 新潮文庫(水野邦昭/新潮社)

充分使えます。そんなに難しくはない、はず。
イタメシ流行りの昨今ですが、ひと手間かけたフレンチ風オードブルも良いものです。頑張って作ったら感心してもらえそう。カラー写真。

▼辻静雄の語るワイン。

ワインの本 新潮文庫(辻静雄/新潮社)

第1章ワインができるまで〜第6章ワイン通になるための単語集まで、かなり詳しいワインの本。
相変わらず実際的な筆致で感心します。ほんとに、びっくりするほど、彼の書くものには変な気取りがないんです。好きやわぁ。
※流通中。

▼うっとり。

パリの料亭(レストラン) 新潮文庫 ※蔵印2つ(辻静雄/新潮社)

辻静雄によるパリのレストラン案内記。その店の名物料理の紹介もアリ。
読んでるとよだれが出ます。
「パリの居酒屋(ビストロ)」(このページ一番上)とセットでいかがでしょうか。
※ちくま文庫から辻静雄集で出ています。

▼いいなぁ〜。

お招ばれ料理―50人の食卓 新潮文庫(檀晴子/新潮社)

クロワッサンに連載していたものだそうです(昭56〜59)。
「作家、俳優、音楽家、評論家、デザイナー…。各界から選んだ料理自慢(?)50人の自宅に押しかけて、お手製の料理をムリヤリごちそうになりました(カバーより)」という通りの内容で、迎える側の「言い訳感」と言うか、開き直り方と言うか、我々庶民と同じところが見えて微笑ましいです。
一番共感するのは岸田今日子さんとの草上の昼食。一番笑ったのは林木久蔵とのラーメン。

▼また言ってる〜。

むかしの味 新潮文庫(池波正太郎/新潮社)

池波さんのお気に入りの食べ物を紹介。もう何度も言われて覚えちゃいました。竹むらの粟ぜんざい〜。ぐすん。私にも食わせろ。

▼うん、食べたくなるよね!

散歩のとき何か食べたくなって 新潮文庫(池波正太郎/新潮社)

→詳しくは

▼なんでも料理に。

料理人の休日 新潮文庫(辻静雄/新潮社)

料理にまつわるいろんな話。何の話をしていても、結局、料理に関係してきます。

▼有段者の話。

舌の世界史 新潮文庫(辻静雄/新潮社)

そんなことはちーとも知らんかった!と胸をはって言える、奥深い料理界の歴史を教えてくれる、有段者の料理エッセイ。その辺のヤツとは話の格が違うぜ。

▼ビール満載。

みんなで乾杯!ビールを楽しむ本 新潮文庫(T&T情報センター編/新潮社)

ビールの種類はもちろん、缶やラベルのデザインの話まで。おつまみの話も! 飲めなくても、見て楽しいです。これ、ほんと。下戸が言うので間違いない。

▼くだものいっぱい。

くだものの本 新潮文庫(斎藤義政/新潮社)

まだ食べたことのない果物があって、悔しい。私がチビだった頃よりは、スーパーのフルーツの数も格段に増えましたが、それでもまだ、グーズベリーとか食べたとことないもん。まだ死ねません。

▼家庭…?!

ボキューズさんちの家庭料理 新潮文庫(ポール・ボキューズ/新潮社)

これは無理ですね。ボキューズさんちの家庭料理であって、ウチの家庭料理じゃないぜ。フーンだ。だって、材料からして揃わないもーん。

▼ギリギリ。

家庭のフランス料理 新潮文庫(辻静雄/新潮社)

家庭で作れる本格的なフランス料理のレシピ。31品目。あのね〜、これは大丈夫です。ギリギリ、家庭で作れる範囲内!だと思う(笑)、私の見たところ。たまに頑張りたい時用に、いいんじゃないでしょうか。

● 新潮文庫以外にも
   
▼うまいもの多数。

うまいもの事典 光文社文庫(辻静雄/光文社)

世のうまいものを教えてくれます。魚、肉、野菜、スープ・デザート・チーズ・ワイン。その調理法付き。うまく食べさせてくれる実在レストランの紹介もアリ。

▼現実的です。

料理に「究極」なし 文春文庫(辻静雄/文藝春秋)

現実的です。夢見がちなところがないんです。だからつまらないとか、おいしくないとか、そういうことも一切ナシ。そうじゃなくて滅法頼りになるんですわ。料理屋を自分で開くことについて書いている箇所なんか、膝打ちまくりでしたもん。料理以外のことにも応用できる考え方です。

   

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