迷子になったらまずHOMEへ

    ▲次の新着本 ▼以前の新着本19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01

● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2004/4/12〜 ●
▼わぁ。

チョコレート・パニック 第4巻(藤原カムイ)

これね〜、カバーがそそるんです。4巻とも、どこかで見たチョコのパッケージ風。これは明治のブラックでしょ。他にロッテガーナ、森永、ハーシーズがあったように記憶しています。漫画です。
→チョコレートつながり

▼イイっすね。

レベッカ・ポールソンのお告げ 13の恐怖とエロスの物語1 文春文庫(スティーヴン・キング他 大久保寛訳/文藝春秋)

S・キングの表題作の他、輝ける未来(ルース・レンデル)吸血鬼クリーヴ、すなわち、ゴシック風田園曲(パトリック・マグラア)あなたの中の他人(ジョナサン・キャロル)、ご主人様(アンジェラ・カーター)などを収録。イイっすねー。※流通中。
→ミニ特集・名アンソロジー

▼いつ見てもうまそう。

ちびくろさんぼのおはなし ※送料無料(ヘレン・バナーマン作、絵 なだもとまさひさ(灘本昌久)訳/径書房)

文庫本より小さなサイズ。かわえぇ。なんだかんだで読めなかったちびくろサンボが帰ってきました。バターもホットケーキも健在です。
※流通中です。

▼これぞ良品。

マザーグースの料理絵本 ※送料無料(フランシス・シェリダン・グラール著 ドナルド・ヘンドリックス画 谷川俊太郎訳/主婦の友社)

めっちゃオススメですがな! 素敵〜ッ。谷川俊太郎訳のマザーグースの唄、愛らしい挿絵、そして関連するお料理レシピ。例えば、「うまでいこうよ ハドリイのいちへ」(うまでいこうよ)には「ハドリイの市からいちじくのフリッター」。僭越ながらワタクシ、太鼓判押します。

ひとあじ違う。

WEDDING BOOK (リブロポート)

リブロポートらしく、一味違う、ウェディング写真の数々。いや、結婚にまつわる写真とでも申しましょうかね。結婚がテーマのアートかな。薄汚レ有りですが、「面白い古本」ってことで、新婚夫婦へのプレゼントにでもどうかなぁ。

▼シール付き、すごいメンバー。

魔女からの手紙 ※送料無料(角野栄子/ポプラ社)

なんの気なしに開いてびっくり。すごいメンバーです。ホエーッ。およよ〜。「ヒロインのヤヤちゃんが納戸の中で見付けたひいおばあちゃんへの葉書」をヤヤちゃんと一緒に見ているという体裁。しかし、ヤヤちゃんならずともビックリです。ディック・ブルーナ、鴨沢祐仁、和田誠、五味太郎、黒井健、長新太、宇野亜喜良他。全20人が各々、ページを葉書に見立ててデザイン。
しかもですね(興奮)、巻末に切手シール付! たまらん…。
※新刊で流通中です。新刊で買っても損はない!(もう商売抜き)

→魔女つながり
→手紙つながり
→郵便つながり
→すごいメンバーつながり

▼好きなんです。

ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス ※送料無料(ジャネット&アラン・アルバーグ 佐野洋子訳/文化出版局)

私が大好きな『ゆかいなゆうびんやさん』の第2作。あのゆうびんやさんのクリスマスです。前作同様、ページをめくる度、封筒にお手紙やカード入り。中にはミニジグソーパズルもあります。これもたまらん。胸が高鳴る絵本。いやマジで。このシリーズは『ゆかいなゆうびんやさんのだいぼうけん』へ続きます。それもイイんですよ〜。※全巻新刊で流通中。

→郵便つながり
→手紙つながり
→クリスマスつながり
→仕掛けのある本ランキング

▼ホロリ、クスリ。

ハリスおばさんパリへ行く、ハリスおばさんニューヨークへ行く、ハリスおばさん国会へ行く、ハリスおばさんモスクワへ行く 講談社文庫 4冊セットで(ガリコ 亀山龍樹訳/講談社)

ハリスおばさんシリーズです。これも何故か最近稀少気味のようですので、まとめてどうぞ。カバー絵のトボケ具合がよろしいですね。笑いと涙の、おばさん版ヤジキタ?
→老人つながり

▼じつはスゴイ。

くるみ割り人形 人形ファンタジー(辻信太郎:文/サンリオ)

うっすら見覚えがあるのは気のせいかなぁ? かっわいい人形劇「くるみ割り人形」のフィルムを絵本に仕立てています。劇の美しさは絵本になっても胸にグッとくる感じで、ちょっと唸りながらキャストを見たら、作詩:寺山修司、振付:清水哲太郎、その他いろいろ。そっかぁ。名作にはワケがある。見たくなります。
→人形つながり

▼あ、これって。

ドラッケンフェルズ ウォーハンマー・ノベル 角川文庫(ジャック・ヨーヴィル(=キム・ニューマン) 安田均・笠井道子訳 山田章博カバー絵)

驚きました。ジャック・ヨーヴィル=キム・ニューマン? えぇっ、そうなんや〜! 吸血鬼ジュヌビエーブ嬢がヒロインです。確かにかの「ドラキュラ紀元」と同じヒロイン。
→ドラキュラつながり

▼コアな。

銀河の女戦士(アマゾン) ソノラマ文庫海外シリーズ11(C・L・ムーア 仁賀克雄訳/朝日ソノラマ)

大宇宙の魔女、暗黒界の妖精などの著者、C・L・ムーアのSFです。
ちょっとコアなSFファンに。

▼メグレ警視の人生。

メグレ警視(la vie du commissaire maigret)YOMI BOOK(新書サイズ)(長島良三著/読売新聞社)

これ、初めて見たなぁ。いかがです?
翻訳かと思ったら、そうじゃなくて、長島さんの著書。メグレ警視の人生と生活と信条を、メグレ警視シリーズから抜粋してまとめ直しています。第一部メグレの履歴、第二部メグレとその周辺。

▼秀作絵本。

まほうのゆび 世界の創作幼年童話9(ロアルド・ダール:作 白木茂:訳 篠原勝之:絵/あかね書房)

ロアルド・ダールの童話。奇抜な着想、そして不気味さプラス。でも基本はモラルです。篠原勝之さんの絵がグー。素晴らしい。以前、外人画家さんの絵で読んだことがありますが、それよりいい(と思う)。特に、青緑赤金のところ!
→ミニ特集・秀作絵本
→指つながり

▼わくわく。

夜光死体 イギリス怪奇小説集 旺文社文庫 ※送料無料(橋本槙矩訳/旺文社)

しびれるなぁ。収録作がなんとも、よろしいです。レ・ファニュ「マダム・クロウルの幽霊」、ディック・ドノバン「夜光死体」、R・キプリング「獣の印」、コンラッド「二人の魔女の宿」、ヘンリー・ジェイムズ「ある古衣の物語」他。全10編。因みにカバー絵は篠原勝之。
→ミニ特集・名アンソロジー

▼いいなぁ。

洋酒天国3 ウイスキーここにありの巻 新潮文庫(開高健監修/新潮社)

揃えたいですねぇ、1〜3。ウチの在庫は今のところ3のみ。カバーからワクワクさせてくれる、洋酒天国新潮文庫版です。豪華メンバーの酒エッセイ。柳原良平のカバー、カットで。
→酔っぱらいつながり

▼コテコテかも。

愛の輪舞(ロンド) 角川文庫(ビクトリア・ホルト 小尾芙佐訳/角川書店)

17歳で天涯孤独の身となったノラは、父の友人の「山猫」と呼ばれる男に引き取られることに。「ノラの数奇な愛の遍歴」「ゴシック・ロマンの傑作」(あらすじより)だそうです。イシシ?
→猫つながり?

▼なかなかかわいいです。

愛のクッキング絵本 Viva! Mickey books1(バーバラ寺岡:料理と作り方/講談社)

ミッキーの挿絵がいっぱいのお料理絵本。特にミッキーに出てくる料理ではないけど、アメリカ風、簡単な洋風料理の作り方を楽しく読めます。イラストは、にしおかたかし・高野紀子。
今度、お料理絵本特集をしようと思います。

▼好きで。

ミラーシェード サイバーパンク・アンソロジー ハヤカワ文庫SF(ブルース・スターリング編 小川隆他訳/早川書房)

SFは苦手でしたがサイバーパンク以降、好きになりました。
ガーンズバック連続体(ウィリアム・ギブスン)、スネーク・アイズ(トム・マドックス)、フーディニの物語(ルーディ・ラッカー)、夏至祭(ジェイムズ・パトリック・ケリー)、ペトラ(グレッグ・ベア)、フリーゾーン(ジョン・シャーリイ)、ストーン万歳(ポール・ディ・フィリポ)、赤い星、冬の軌道(スターリング&ギブスン)
ミラーグラスのモーツァルト(スターリング&シャイナー)他、全12編。

▼名アンソロジー。

人形倶楽部 ※送料無料(中井英夫他/北宋社)

ここは面白いアンソロジーを出してますよね。これも全部書き下ろしではなく、再録ばかりですが、ラインナップが素敵。
中井英夫「未生の闇」、都筑道夫「アンドロイド&ロイド」、シドニー・キャロル「人形の館」、ホフマン「自動人形」他、全10編。※流通中。
→ミニ特集・名アンソロジー
→人形つながり

▼これも。

バージンラブ ※送料無料(渡辺誠編/北宋社)

これも好アンソロジー。
ブラッドベリ「みずうみ」、堀辰雄「麦藁帽子」、吉屋信子「龍膽の花」、オスカー・ワイルド「ナイチンゲールとばらの花」、
久生十蘭「女の手」、三島由紀夫「朝の純愛」、モーッパサン「墓場の女」他、全13編。
※流通中。

▼おまけ付き。

風をよびとめて(立原えりかのファンタジーランド9)(立原えりか 渡辺藤一:装幀・装画/青土社)

水玉の見返し、さりげなく布装。布装には1つだけ小さなハート型あり。目立たないけどじつはかわいい本です。
ささやかだけど、1枚、装幀者(渡辺藤一)の絵入りの葉書が挟んでありました。多分、オマケでしょう。
立原えりかさんの短編集。

▼さすがの。

本棚からの贈りもの 小さな愛の図書館(熊井明子/じゃこめてい出版)

熊井明子さんのさすがのブックガイド、いやブックガイド・エッセイかな。雪の女王や愛の妖精、赤毛のアン、そんな、「そうでしょーそうでしょー」と頷いちゃうところから、斎藤磯雄まで。守備範囲が広い上に、紹介の仕方がうまい。人物的にも熊井さんに、この絵本が忘れられないと言われると、めっちゃ気になるし。
この間、入荷してテンションの上がった高柳佐知子さんの『エルフさんの店』も出てきました〜。

     
▼ツウな。

爆走!クライプシス・サーキット、裏切りのピットホール、宿命のチャンピオン(エーリアン・スピードウェイ1〜3)角川文庫(R・セラズニィ+J・A・カーバー、T・ワイルド 野田昌宏訳/角川書店)

全3冊。ロジャー・ゼラズニィが、各巻違う作家と組んで書いたSF。ツウ向け?の3冊。角川さんのSFは完結できないことが多い(?)んですが、これはちゃんと3冊出ました。

▼逆語り?

時の矢 あるいは罪の性質(マーティン・エイミス 大熊栄訳/角川書店)

【逆語り小説】だそうです。要するに終わりから書き始められています。時間を逆に語られた一人の男の人生。ナチ絡みで、期待したエンターテイメントではありませんが、英文壇の異端児と言われるだけあって、文学的試みとして、充分読ませます。何故か、あとがきを先に読んだ方がそそられる、その点でも逆語りな本、かも。