▼いい感じ。

金星のなぞ　SFベストセラーズ（P・ムーア　塩谷太郎訳／鶴書房）

カバー、挿絵は依光隆。なかなか稀少です。ＳＦ魂のある方に。
→星つながり

▼洒落た付録。

戯曲　鉛の兵隊（『en-taxi』09号の別冊付録のみ、文庫サイズ）（唐十郎／扶桑社）

『en-taxi』09号の別冊付録ですって。付録に文庫本（サイズのもの）を付けるって、なんか気が利いてるぅ〜。惚れるぅ〜。と思う本好きは多いはず。戯曲「鉛の兵隊」を収録。表紙はちゃんと合田佐和子。

▼洒落たパンフ。

そこで黄金のキッス　パンフレット（文庫サイズの本形式のパンフ）（シティボーイミックスプレゼンツ／ASH＆D）

こちらは演劇のパンフを文庫本サイズで。カジヒデキ、重松清、いとうせいこうらの寄稿アリ。すべてキスに関する文章です。劇団のファンにも。執筆者のファンにも。文庫状のもののコレクターにも（笑）。

▼そろそろミニ特集を〜。

深夜の密使　創元推理文庫（ディクスン・カー　吉田 誠一訳／東京創元社）

カーのミニ特集をせねばと思い続けてもう何年。稀少な書影は残すように心がけています。（三省堂古書館へ送りました）

▼こっち版。

スパイ王者　名探偵ホームズ全集2（コナン・ドイル　山中峯太郎訳／ポプラ社）

状態は良くないですが、とりあえず持っておくか〜という方、いらっしゃるかしら？　山中峯太郎訳、昭和46年版
→新しいもの：ミニ特集　名探偵ホームズ全集（ポプラ社）

▼自由研究の参考に？

たのしい発明教室　児童・生徒発明くふう作品集（社団法人発明協会）

子どもの発明集。昭和47年発行。今でも欲しい品や、今ではすでにある品の発明もあれば、時代を感じる発明もあります。一斗缶の蓋あけ機はもう使わないかなあ。全323ページ、たっぷり。

▼たまらん。

洋酒マメ天国（サントリー）

文庫より小さい豆本です。豆本ですが、本体には小さな箔押しの模様１つアリ、その模様は巻によって違う（同じものもあるみたい）など、程よく凝っていて、心をくすぐられます。私、大好き。

カバー絵はすべて柳原良一さんだと思いますが、内容は巻ごとに違う執筆者と挿絵。例えば、第33巻はテーマ「悪女の画廊」。種村季弘＆金子國義。嬉しい。（三省堂古書館へ送りました）

そう言えば、企業本も流行りましたけど、豆本も流行りましたよね。これはその両方ね。
→企業つながり

▼写真豊富。

宇野千代きもの手帖―お洒落しゃれても（宇野千代／二見書房）

宇野千代による「着物」についての随筆集。ほとんどが「きもの読本」に収録されたものだそうです。写真が豊富。着物姿の宇野先生もたくさん載ってます。読んでも楽しいし、見ても楽しい。満足度が高い本です。
→ミニ特集・美人大集合

▼For ladiesがやるとこうなる。

ビートルズ詩集:愛こそすべて　For ladies（羽切美代子訳　藤本蒼イラスト／新書館）

ビートルズの詩集は世に数々あれど、フォアレディースでやるとこうなるか！　と、瞠目。今まで見たビートルズ関連本の中で一番おしゃれでおかしな仕上がり。藤本蒼イラストだし。

▼活字も活版にしたらいい。

わしといたずらキルディーン（マリー女王　長井那智子訳／春風社）

カバーは窓形に切り抜かれていて、表紙の絵がのぞくタイプ。カラーの挿絵もモノクロの挿絵もあり。フランスの挿絵画家ジョブの絵ですって。イギリス王室から嫁いでルーマニアの王妃となったマリー王妃の自伝的童話。

▼田村セツコさん。

新版幸福な王子　角川文庫（ワイルド　守屋陽一訳　田村セツコ：挿絵（モノクロ）・カバー絵／角川書店）

以前、メルマガでも御紹介しました。田村セツコさんがカバーと挿絵を担当している幸福な王子。表題作の他に「わがままな巨人」「ナイチンゲールとばら」など全８編を収録。

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