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■人形つながり
何やら怖かったり、セクシャリテの香りがするのはなぜなんでしょう? 人の形をしているもの、でも動かないもの…のはず。<え、でも動いた?>という妄想が常につきまといますね。<え、今返事した?>とか、<私のこと好き?>とか、になってくると重症です。
関連して
→アンドロイドつながり

▼とにかく<買い>で。

『書物の王国 第7巻 人形』
(国書刊行会)

国書刊行会、ほんとにやってくれます。だから好きー。
全20巻のこの全集は、全部ほしい。
各巻テーマも収録作品も素晴らしいですから。
刊行案内で各巻のテーマを見てるだけで、ワクワクーとします。
でも高いのよぅ!(発行時定価¥2100〜2200です。)
とりあえず少しずつ集めようと思われる方は
まずこの辺からいかがかと。

→同全集の他の巻の在庫は?(只今、全売り切れ)

▼捕物帳ですぜ。

「怪異雛人形 講談社大衆文学館<文庫コレクション>」
(角田喜久雄/講談社)

「連続殺人の犠牲者は、みな雛人形を抱えていた。
名人人形師の遺作という五体の人形には、
どんな秘密が隠されているのか」(あらすじより引用)
異色の同心<いろはの左近>もの。

表題作の他、
「鬼面三人組」「美しき白鬼」「恋文地獄」「自殺屋敷」
「悪魔凧」「逆立小僧」の、初期捕り物帳全7作を収録。

▼首までつかる鬼才の世界。

「KATAN DOLL─天野可淡人形作品集─」
(天野可淡/トレヴィル/写真左)

「KATAN DOLL fantasm─天野可淡人形作品集─」

(天野可淡/トレヴィル/写真右)

当店在庫棚にあったのも束の間、あっ…と言う間に目の前を通りすぎて行きました。天野可淡の人形の世界を堪能したい方に。
→ミニ特集・トレヴィル

▼エッセンスとして。

『死者の書 創元推理文庫』
(ジョナサン・キャロル)
not for sale

主人公の青年の彼女が、人形師です。
物語の大筋には関係しませんが、主人公と心が触れ合う人物像や、
何もないときに彼女が人形を彫っていたという描写に
その設定が生きています。

物語自体もぐいぐい引っ張られるノンストップ小説としておすすめ。
主人公は幼少時から、傑作ファンタジー童話を書いた謎の作家に
惚れこんでおり、彼の伝記を書こうと決意。
作家の娘に会うために、作家の住んでいた町を訪ねます。
すると、何かが変、何かがおかしくて…。
世の中には決して行ってはいけない場所がある!
→蔵書家つながり
→作中、犬が印象的なので
→犬つながり

▼人形殺害?

『マネキン人形殺害事件 角川文庫』
(S・A・ステーマン/角川書店)

マネキン人形が盗まれ、ナイフで刺され、目をえぐられて、
線路に横たえられていた!
人形の殺害事件!
この事件の裏には何かある。
あの『六死人』のステーマンの長編推理です。

▼セリフが変だぞ?

『 Barbie A Postcard Book
(米国バービー人形の絵葉書、洋書です)』

(未使用 ごく小さな汚レのあるもの4枚と、宛名面に薄汚レ1枚を含む 全30枚)

米国バービー人形のポストカードブックです。
バービーの写真にふきだしで台詞付き。
しかし、なんですね。
お人形さんたちが<お人形ライフ>を洒落のめしているようで、
ちょっとアメリカーンなギャグっぽいセリフが
笑えるような笑えないような…。
いまいち、かわいくない気がするのもアメリカ産ならでは?

▼か、かわえぇ〜。ぽやーん。

『ネンディのぼうけん』
(マリア・コブナツカ 内田莉莎子訳/学研)

かーわーいー。
ぐりとぐらで有名な山脇百合子の挿絵が
また、たまらんかわいさです。
胸キューン。
ネンディは一年生の女の子が図工の時間に
ねんどで作った小さなお人形。そんなネンディの冒険です。

▼ほんわか。

『ひなまつり』
(渡辺一枝/情報センター出版局)

あぁ〜。そっか〜。
椎名誠さんの奥様なんですね。
そっかそっか。
渡辺一枝さんの作られた数々の雛人形の写真と、
それにまつわるお話です。
(写真は、椎名誠さん撮影)
特に、大豆のお雛様がね、かわいいですぅ。
ほしい。「自分で作りなさいね」って、優しく言われそう。
その他、郷土の雛人形も紹介。
かわいくて、ほんわかする本です。

▼かわいいって言うか…。

手づくり人形 カラーブックス 301
(和田絢子/保育社)

かわいいっちゅーか、何ちゅーか、
表紙から御想像の通り、オモシロ系の手作り人形たち。
見ていて笑顔になります。
よくこれだけ思い付くよな〜。
やっぱりカワイイのかな、そうだな、そういうことにしておこう(笑)。

▼か、か、かわいい…!

「手袋人形 ハンドクラフトシリーズNO.61」
(高田千鶴子、酒本みどり、藍順子/グラフ社)

軍手やカラー軍手を使ってお人形を作る方法を教えてくれます。
実物大型紙も表示されていますから、器用な方は挑戦を。
ご覧の通り、ごっつかわいいです。
手を入れて人形劇のように使えるのも良い。

チョキみみうさぎ、お母さんうさぎ、三匹のこぶた、おおかみと七匹のやぎ、
こねこ、オニ、サンタさん、てつなぎサルなど、約16種類。
→手袋つながり

▼すごいなぁ。

てるみの人形遊び(大高輝美/主婦と生活社)

世の中には器用な人がいるんだなぁ〜と、遠い目になります。
大高さんの人形づくり教本。
表紙の日本人形なんて、着せ替えもできちゃう。
和服のパーツも一からちゃんと作ってある。襦袢から!
赤ちゃん人形はオムツから!
もちろん、飾っておくタイプの少し簡単そうなお人形もあります。

▼茶ぼうず…。

大高輝美のお人形 てるみのおもちゃ箱
(大高輝美/雄鶏社)

できあがりが11センチくらいのミニ人形から、
36センチくらいの抱いて遊べるサイズまで。さまざまなお人形の作り方です。
海賊、おばあちゃん、王さま、家来、おひめさま、雪んこ、茶ぼうず、
相変わらずのかわいらしさと着眼点に感服いたします。
何だってお人形になるのね。
→箱つながり

▼人形劇専門書?

うたのパペット―人形劇の本1・2セット(箱入) ※送料無料
(星野サエ:作 松尾篤興:歌 鏑木昌弥:絵/星の環会)

定価がべらぼうに高い本です。1冊¥2000だって!
でもそんなに分厚くもないんです。絵本並。各48ページくらい。多分、写真を多用してるあたりにお金がかかったんでしょうね。

ひとくちに人形劇と言っても、いろんな種類があるんだと分かりました。指人形とか、造形人形とか、ペープサートとか、マリオネット(操り人形)とか。
そんな人形劇を実際に演じられるよう、詳細に説明されています。お人形のつくり方、舞台のしつらえ方、歌の楽譜まで。どの人形もチョー可愛いです。
1は、いぬのおまわりさん、山の音楽家、南の島のハメハメハ大王。2はかえるのたいそう、お花がわらった、ビビディバブディブ。
人形劇の精(?)たちがそのやり方を案内してくれるというお話風(絵本風)の体裁。
※流通中です。でも高い(笑)。

▼あ!

『わたしだけのお人形』
(藤坂のりこ/マガジンハウス)

はい、オリーブ系ですよ。
オリーブで連載していた「わたしだけのお人形」「お人形とレッスンAtoZ」コーナーをまとめた本です。オリーブらしいかわいらしさです。
作成途中のイラストを仲世朝子さんが描いています。そのせいか、作り方すら可愛い。

▼えへへ。

『ぬいぐるみ ONDORIヤングシリーズ手芸1』
(河原フミコ、坂巻泰男、わたなべ緑、大西ひかり他/雄鶏社)

表紙より中の作例のほうが相当可愛いです(↓)。
作成者がたくさん居るので、バラエティに富んでいます。


▼くるみ。

「くるみ割り人形 人形ファンタジー」
(辻信太郎:文/サンリオ)

うっすら見覚えがあるのは気のせいかなぁ? 
かっわいい人形劇「くるみ割り人形」のフィルムを絵本に仕立てています。
劇の美しさは絵本になっても胸にグッとくる感じで、ちょっと唸りながらキャストを見たら、作詩:寺山修司、振付:清水哲太郎、その他いろいろ。そっかぁ。名作にはワケがある。
見たくなりました。
→ナッツつながり

▼いいですね。

人形倶楽部『人形倶楽部』
中井英夫他/北宋社)

人形アンソロジーです。
シルヴァーバーグ「鉄の独裁者」、都筑道夫「アンドロイド&ロイド」、
星新一「頭の大きなロボット」、吉行淳之介「人形を焼く」、
中井英夫「未生の闇」、川又千秋「ロボットの町」、
シドニー・キャロル「人形の館」、アンデルセン「人形つかい」、
サルトゥイコフ・シチェドリン「人形細工の人間ども」、
ホフマン「自動人形」を収録。

他に…
「からくりサーカス 少年サンデーコミックス」
(藤田和日郎)
「人形つかい」(R・A・ハインライン)
「人でなしの恋」(江戸川乱歩)
「人形たちの夜」(中井英夫)
「観用少女プランツ・ドール」(川原由美子)

「人形佐七」とかもありましたよね。古い?