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■成り上がりつながり
立身出世は男子の本能なのでしょうか? 少年マンガでさえ、そうなんだなーと思うことがあります。腕一本、腕力知力で、出世街道をまっしぐら、だんだん強くなる。強くなって初めて、ライバルのアイツとやり合うことができる。って多くないですか? いや、好きなんですよ。
→関連項目
→玉の輿つながり

▼わがこころの信長。

「織田信長─講談社文庫─」
(山岡荘八/講談社)

わたしの心の信長は山岡荘八の信長です。
小学校でかっちょいーと心酔して以来、山岡信長以外を読むと、
なんか違う、その台詞!そんなこと言わん! とかって駄目出ししたくなります。
成り上がりと言えば、本来、秀吉でしょうが、信長だって
尾張のちんこい領主が相当成り上がったと言えるでしょう。
→信長つながり

▼元お嬢さま、一から成り上がる?

「小公女 世界文学の玉手箱10」
(バーネット/河出書房新社)

おしんのしんはしんぼうのしん。って言いたくなりませんか?
このセーラだって、しんぼうに次ぐしんぼうですもん。
インパクトのある話で、忘れられませんね。
屋根裏部屋。ベッキー。セーラお嬢さま。猿。インド。
歌も歌えるぞ。♪わーたしの胸の片隅にさーいてる♪
童話の中でもかなり異色な方です。

お嬢さま、転落の人生から這い上がる!
あんまり自力ではないんですが、そんなことは関係ないのです。

余談ですが、この本、字が紫色です。すてき。山本容子のイラストですしね、
揃えたいシリーズです。
→文字が色付きつながり
→ミニ特集・世界文学の玉手箱

▼未だ未読の大長編。

「銀河英雄伝説」
(田中芳樹/徳間書店)

10年以上前から超人気作なのに、じつは読んだことがありません。
でも友人が教えてくれました。あの金髪の青年の姉は
いやいや皇帝に嫁ぐ。金髪青年はそれを嘆き、幼なじみの赤毛青年と共に、
出世して姉上を取り返そうというか、ともかく
ゆるぎない権力を手に入れるべく、帝国軍でがんばる。
2人とも頭がとても良いと。ライバルがあの、もやっとした人ね。
違うのかなぁ。最終的には皇帝になるんですよね?

▼包丁いーっぽん、さらしに巻ーいて♪

『料理人 ハヤカワ文庫NV』
(ハリー・クレッシング/早川書房)

最強の料理人って、誰だと思います? 
沈黙の艦隊に乗り合せたあのコック? 
いや、違います。この人です。コンラッドで決まり。

ある日突然、魅力的な人物がやって来て、
周囲の人々を幸せにしていく。──それって、よくある話ですよね。
赤毛のアンとか、ハイジとか、昔気質の一少女とか(どうも古いな)。
この「料理人」は、そのパターンかと思いきや、…。
包丁1本でノし上がる、成り上がり人の典型です。一気読みできる本。おすすめです。
→少し詳しく→本に出てくるおいしい食べ物
→来訪者つながり

▼なつかしの名作。

「過激なレディ 前・後編 リボン・マスコット・コミックス」
(高橋由佳利/集英社)

まずはひとことよろしいでしょうか? コホ。
なつかしーーッ!
大好きでした、この話。
没落した華族のお嬢様、杜繭子ちゃんがヒロインの少女マンガです。
借金のかたに成り上がりと結婚させられそうになった繭子さんは、
映画女優になってお金を稼ごうと考えます。

秀作恋愛コメディです。
今、読み返しても、プハッと笑えますもん。
よくできてる!
そして不思議なのは、昔から自分の好きな男のタイプが
変わってないことですかね?
なんで私は監督のほうが安西くんより好きなんだろう?
安西くん、いい男なのに、なんで?? こればっかりは答えナシです。
そういう好みに答えがないのは現実と同じ?

繭子という名前もいいですね。娘がいたらつけたいかも。
お嬢様言葉がうつっちゃうマンガです。
→ミニ特集・お嬢様のために

他に…ヒカルの碁、HUNTER×HUNTERとかも入りそう。