迷子になったらまずHOMEへ

■モデルつながり
えへ。ちょっと、なんと言いましょうか、少女マンガ的甘い夢みたいなつながりでごめんなさい。でも思いついちゃったからには、やらねばならんでしょう。やっぱりかっこいいせいか、いつもモテモテの職業ですなぁ。

▼ママチカ。

「バーブシカの宝石」
(入江麻木/講談社)

元トップモデルの入江美樹(小沢征爾の妻)のママ、入江麻木さんのエッセイです。
夫がロシア人なので、お姑さんは勿論、ロシア人。
しかも家柄良く気位が高い元美人とくれば、嫁さんは大変です。
最初はどうにも通じないところもあり、キツくあたられたりしてメゲそうにもなるんですが、しかし、たくましい!
お姑さんも意地悪なばかりではなく、生き方は淑女そのもの、
毅然としていて、女性として学ぶべきところがたくさんあるんです。
お蝶夫人とか、姫川亜弓とかヴィヴィアン・リーとかを思い出しました。
いや、違うけど(笑)。

時々話に出てくるロシア料理は軒並みうまそうで、
只今、一時的ロシアファンになっている私の、目下の個人的流行りは、
「ママチカ」って呼び方。ママのことをママチカって呼ぶみたいです。
かーわーいー。私も母となったら、ママチカって呼ばせようっと。
バーブシカとはおばあちゃんのことです。ババチカじゃないみたい。

▼美女小話。

「ニューヨークの女たち 大和文庫」
(常盤新平/ダイワアート)

こなれた文章で、ちょっと昔の美女たち才女たちのことを
いろいろ教えてくれます。

ヴォーグの編集者や、往年の名モデルスージー・パーカー、
ゼルダ・フィッツジェラルド等、たくさんの有名美女たちの小話満載。
写真を見るのも楽しいです。

エリザベス・アーデンは芸名(?)なんですってよ。
本名はフロレンス・ナイチンゲール・グレアム。
フロレンス・ナイチンゲールでは、
化粧品業界で成功できなかっただろうって。うーん、確かに。
ニューヨークの美女たちの、サクセスストーリー。
女はコワイけど美しいです。
→ミニ特集03・大和文庫

▼古典かな。

「マルチェロ物語 全8巻─花とゆめコミックス─」
(樹なつみ/白泉社)

樹なつみさんのなつかしーいマンガ。
主人公はマルチェロ、美少年です。
そんで、女性モデル。そっかそっか。
→美少年つながり

▼うまい連作短編。

「EX-MEN聞いて コミックス」
(高口里純)

主人公のマーメイド(♂)はモデル。
美しすぎて、性格は極悪非道。
男女問わず、よくモテます。非常に少女漫画的。

マーメイドの友人の、やっぱり悪いヤツといっしょに、
毎回、大事件というわけではない小事件に巻き込まれて、
とんでもない悪人ブリを発揮します。
イイ男ショットはたっぷりあるし、話は面白いしで、
連作短編に目がない私はかなり気に入っていました。王女さまの話が好きです。
なんとなくうろ覚えな書き方なのは、今手元にないから。
どこに行ったんでしょう? もう1回読みたい。
→楽しすぎる連作短編つながり

▼なぜ大槻ケンヂ絶賛?

「愛された娘」
(梅田みか/角川書店)

帯で大槻ケンヂさんが「泣けるよ」と褒め称えていたので、
ほほぅと思ったのですが、
いまひとつ、この小説の魅力を理解できませんでした。
ごめんなさい。

並外れて美しい母娘の物語。娘は少女モデルです。
反感も感じるけど、痛々しさも感じる愛の話。
その手法は古風できまじめです。
確かに最近、こういう話をまじめに書く人がいなくなったなぁと、
感じました。

▼こうでなくっちゃ。

「ぴー夏がいっぱい コミックス」
(谷地恵美子)

うちの母親が大好きな少女マンガです。
ヒロインのなつめちゃんが、美形の男の子モデルに恋をしちゃって、
踏まれても踏まれても、決してめげることなく、頑張り抜きます。
少女マンガの王道ではありますが、エピソード作りや展開がうまくて
ついつい夢中。心底、なつめちゃんを応援してしまいます。
なんと言っても、一生懸命な人は素晴らしいです。