| 昔は、お買い物大好きでした。ちょっと病気かと思うくらい衝動買いしておりましたが、今思えば、あれは若さだったのだと思います。今はもっぱら本を買って満足。 関連項目?→ミニ特集・それは私のことか?、→ブランド大集合(作成中)
 ▼笑える痛み。  「浪費バカ一代 ショッピングの女王2」などの一連のエッセイ (中村うさぎ)
 
 買い物狂の彼女が十何万もするストールを買ってきてしまったときに、いっしょに謝ってあげるから返品するようにと言ってくれた(二番目の)夫、ほんとにいい人です。スカートを作ってプレゼントしてくれたこともあったとか。しかも年下の男前です。
 彼女の買い物エッセイを読んでいると、私とは浪費金額が確実に2桁違うので、ホッとしたもんです。私は全然大丈夫だ、と。
 →御夫婦ランキング
 ※どのエピソードがどの作品に入っているのかは、作品数が多すぎてかぶりすぎてて、ちょっと分かりません。
 ▼著者は男か。  「これいただくわ ※送料無料」 (ポール・ラドニック 小川高義訳/白水社)
 
  原題は『I'll Take 
      It』。そっか。覚えておこう。
 
 著者が男でちょっとびっくり。この気持ちを分かるのは女だけだと思っていたのに。
 しかし、読んでみると、買い物中毒の、あの切実な感じはないので、
 ははぁ男だね、と納得しました。
 ジョーとおばさん3人の珍道中。
 「ニューヨーカーも抱腹絶倒した」と言う、買い物小説。
 ※Uブックスでも刊行中。当店在庫は単行本。
 ▼あの恍惚。  「買い物中毒のひそかな夢と欲望」 (ソフィー・キンセラ 飛田野裕子訳/扶桑社)
 
 こちらは由緒正しいお買い物小説。「世界中の女性の共感を呼んだ」のも納得の、アドレナリンかけめぐる恍惚のお買い物。カード限度額なんてナンボのもの。
 このストレスを解消してくれるのは、お買い物だけよッ!
 
 試着室の鏡の中でウットリしたことがあるオナゴなら、この気持ちが分かる。
 
 ※ソニーマガジンズ刊の『レベッカのお買い物日記』と同じ内容かと思われますが、違うのでしょうか。見比べていないので分かりません。お求めの際は、要確認!
 ▼殺気立たない買い物もあるのね。  「お買い物日記 1・2 集英社文庫」 (谷村志穂/集英社)
 
  『1DKクッキン』のほうで、私を楽しませてくれたタニムラさんと和緒先生が、今度はお買い物です。下着、お菓子、化粧品、小物などなど、
 生活のはしばし、いろんな場面の逸品を紹介。
 素晴らしくそそられる紹介文です。
 現物のカラー写真入りで、眺めているうちに自分も欲しくなる、凄腕の通販サイトのようです。私もかくありたいと思いました(笑)。
 
 カトキチの冷凍うどん、我が家でもよく冷凍庫にございますが、
 あれがそんなにスグレモノだったとは!
 →日記つながり
 ▼原点です。  「ブランドの花道」 (大原まり子、藤臣柊子/アスペクト)
 
 大原まり子さんと藤臣柊子さんのブランド・お買い物・エッセイ。
 こちらも豪快にハマっておいでです。
 オナゴにとっての各種ブランド事情を知るなら、これが一番の、
 ブランド狂いエッセイの原点。
 「なぜこんなにもブランドは愛しいのか」。
 ▼楽しいアンソロジー。  「買いも買ったり 光文社文庫」 (林望選/光文社)
 
  阿川佐和子、柴田元幸、森茉莉、鹿島茂、植草甚一、向田邦子他多数
 買い物がテーマのアンソロジー。
 どれもこれも、面白いです!
 買わずにいられない気持ちを書いたもの、買った時の恍惚を書いたもの、
 買う時の悩み、ひと悶着を書いたものなど、いろいろ。
 買い物にまつわる悲喜こもごもが集められています。
 人生は買い物だ! と思えてきます。
 ▼その心。   「衝動買い日記 中公文庫」 (鹿島茂/中央公論新社)
 
 男の衝動買いエッセイ。
 「女たちにはわかってもらえない」って書いてあるけど、
 まぁ分かりますよ。
 女の場合は、「これを着たわたし、すてき!」というナルシシズムの衝動が
 多い気がしますが、男には様々な理由があるんですね。
 
 腹筋マシーン、通勤鞄、トランクス、時計、いろいろあるけど、
 私が一番、共感したのは本棚でした。本棚はねぇ。
 愛書家の意見を聞いて作ってほしいよね。
 →日記つながり
 ▼他に…「なくなったかいものメモ ぼくはめいたんてい3」
 (マージョリー・W・シャーマット:文 マーク・シマント:絵 光吉夏弥訳/大日本図書)
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