迷子になったらまずHOMEへ書評、古本、古本の書評、古本の画像。古本屋 HoneyBeeBrand*みつばち印

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● ミニ特集 どこに住む? ●
▼古本的住所。

けっこうありそうなので、集めてみました。星には住みたくないところが多いけど、国には住みたいところが多いとか、意外な発見があります。
まずは在庫の中から。

目 次 >>

・ 星(5)   他に→火星つながり →星つながり
・ 
国(7)   他に→アリスつながり →ミニ特集・クレヨン王国
・ 県(0)
・ 
市(3)
・ 
町(5)
・ 
村(9)
・ 
通り(3)
・ 
番地(4)

● 星 …SFが多くなります。なるほど。
▼竜の眠る星。

竜の眠る星 全5巻 花とゆめコミックス(清水玲子/白泉社)

少女漫画。とにかく泣かせます。何度読み返しても、終盤は泣きながら本を閉じ、わたしは満足するのです。
アンドロイドのエレナとジャックの物語。彼らのシリーズは粒ぞろい。中でも本作は一番泣かせます。
→アンドロイドつながり
→泣ける本ランキング

▼惑星P-13。

惑星P-13の秘密(高橋源一郎/角川書店)

「2台の壊れたロボットのための愛と哀しみに満ちた世界文学」(カバーより)。ということで、源さん節炸裂中。
架空の書物の断片からなる世界文学の博物誌」(帯より)というわけで、モザイク好きもムムムです。

▼獣王星。

獣王星 全5巻 ジェッツコミックス(樹なつみ/白泉社)

「朱鷺色トライアングル」や「花咲ける青少年」の時から大ロマンはお得意なわけで、「OZ」ではさらにSF的な手腕って言うか、凄腕ぶりを見せてくれましたよね。
今回も期待を裏切らないSF大ロマンです。焦らされた末、ようやく完結。
苛酷なサバイバル大アリ。獣王星は大変な星なんです。
→サバイバルランキング

▼収容所惑星。

収容所惑星(A&B・ストルガツキー 深見弾訳/早川書房)

SFです。
自由調査集団に入ったマクシムが不時着したのは宇宙の孤島<収容所惑星>だった。ガーン。「ソ連SF界の第一人者が異なる社会体制とのコンタクトを中心テーマにして現代社会の歪みを鋭く諷刺した問題作」。(あらすじより引用)

左の獣王星もそうですが、星自体がコワイ星、というのはSF的に多いですね。
→ミニ特集・獄中記

     
▼スモール・プラネット。

スモール・プラネット(たむらしげる/青林堂)

たむらしげるさんの短編漫画を9つ収録。星がよく出てきますよね。
たむらしげるさんの作品は「これぞ男の子のロマン」だと思っています。素敵…。
私のお気に入りは雪と氷の国「フローズンランド」。表題作は6pの小編ですが、印象的。
→たむらしげると言えば

     
● 国  …童話が多くなります。なるほど。
▼おとぎの国。

おとぎの国の郵便切手(安野光雅/岩崎書店)

好きです。好き度100%。
子供向けの絵本なのでしょう。でも、大人のほうが楽しめるかも。だって、かなりインテリジェンスの香りがするパロディがあるんだもん。
むかしむかし、とある国で、郵便を始めることにしました。つきましては、切手が必要です。そこで切手のデザインをしなければなりません。駆け出しの画家さんが、デザインを考えては、大臣に見せにいきますが、いつもなんだかんだと、大臣からダメ出しをくらいます。
→郵便つながり

▼北風のうしろの国。

北風のうしろの国へ/まほうのベッド ※世界の名作図書館第9巻(ジョージ・マクドナルド「北風のうしろの国へ」/メアリー・ノートン「まほうのベッド」 山室静他訳/講談社)

※先ごろ、文庫で復刊しました!
ジョージ・マクドナルドの名高い童話。

▼夕焼けの国。

夕焼けの国 講談社文庫(今江祥智 宇野亜喜良挿絵/講談社)

今江祥智さんの童話集。初版です。カバー、挿絵とも宇野亜喜良。すてきッ。挿絵はモノクロ。
→ミニ特集・秀作カバー絵展覧会

▼架空の王国。

架空の王国 ※送料無料 ※かなり難アリ、御注意!高野史緒/中央公論社)

先ごろ復刊しました(定価¥1995にて)。これは旧版です。難アリゆえにお安く。いかがでしょう?
偉大なマイナー作家(失礼?)高野文緒さんの軽やかな王室歴史エンターティンメント・ミステリー(?)。手堅く楽しめます。
→日本ファンタジーノベル大賞つながり

 
▼ナルニア国。

ナルニア国ものがたり全7巻 ※岩波少年文庫 ※送料無料(C・S・ルイス 瀬田貞二訳/岩波書店)

今が旬です。文庫版ですが、揃っております。
指輪物語よりも易しいですね。

▼ドコカの国。

ドコカの国にようこそ!(大海赫:文と絵/ブッキング)

大変な評判で、でも絶版。いつか読みたいと思っていました。本書は先頃、ブッキングで復刊したものです。
確かに面白いです。最初からぐいぐい惹き込まれました。→

→おねしょで悩むフトシ君が、或る朝、サラバさんの夢を見て起きるとおねしょをしていない!やったー! テーブルの上にはサラバさんからの手紙が! フトシ君はドコカの国へ行くために、手紙の奇妙な指令に従います。そして?
絵もとってもいいです。
→手紙つながり
▼モーの国。

魔法がいっぱい! ハヤカワ文庫FT(ライマン・フランク・ボーム 天野嘉孝絵/早川書房)

モーの国はお菓子でできています。牛乳の河があり、上等のチーズでできた島があります。岸辺の淵にはクリームが盛り上がり、睡蓮のかわりに苺の大きな葉が浮かび、赤いイチゴがクリームにつかっています。
→詳しくは

     
▼わがままいっぱいの国。

わがままいっぱいの国(モーロワ 榊原晃三訳/旺文社)

ミッシェールは、わがままが全部かない、なんでも思い通りになる国に行きます。でたらめカラスや、やさしいハト、気まぐれな女王さまなど楽しい登場人物たち。意外な展開。ディティールが面白いです。
※当店メルマガで紹介しました。

     
● 市
 
▼架空幻想都市。

架空幻想都市 上・下 ログアウト冒険文庫(めるへんめーかー編/アスペクト)

めるへんめーかーさんが企画編集した「架空の街」がテーマの短編集。パソコン通信で企画が練り上げられたとか。まぁとにかく、収録されている作家さんの顔ぶれがすごいです。豪華メンバー!!
→詳しくは

▼架空幻想都市。

架空幻想都市 上巻のみ ログアウト冒険文庫(めるへんめーかー編/アスペクト)

こちらは上巻のみの在庫です。
街が来る日(斎藤肇)、いにしえの種族(妹尾ゆふ子)、街降る季節(岬兄悟)、倫敦、1888(
小野不由美)、忘れられし街の物語(神代創)、欅荘の怪事件(太田忠司)、代理原稿(菅浩江)、見えない街へ(矢崎麗夜)、エクソシスオペ(久美沙織)を収録。
→詳しくは

▼ポセイドーン。

海王星市から来た男 ハヤカワ文庫JA(今日泊亜蘭/早川書房)

今日泊亜蘭だから自慢〜。

 
● 町
▼風町。

風町通信(竹下文子作、飯野和好絵/偕成社)

風町にまつわるお話がいっぱい。短編童話集、と言っていいでしょうか。もちろん大人も楽しめます。いや、大人のほうが楽しいかな。
→詳しくは

▼やさい町。

やさい町どんどん 福音館創作童話シリーズ(神沢利子:作 スズキコージ:画/福音館書店)

やさいの町です。ちょっとした出来事で皮がむけたら、色白の美人になった里芋姉さんとかがいます(微笑)。
自分がそこに居たら、何がいいだろうと考えました。

▼星の街。

星の街のものがたり―別役実童話集 ※カバーに難アリ(別役実/三一書房)

星の街は、「星の街」または「その街」として登場します。
メルヘンな始まりで、思いがけない結末に導かれたり、メルヘンなまま終わったのに、さみしーかったり、いろいろ。相変わらずの別役実さんです。童話じゃないです。
たむらしげるや鴨沢祐仁が怖い話を描いたら、すごくぞっとするだろうなと、妄想しました。そんなことを思う童話集。

▼風街。

風街物語 完全版(井辻朱美/アトリエOCTA)

魔法使いが造りだした幻想の街<風街>。あらゆる風が流れこむ街角には夢の破片が吹きよせられてさまざまな不思議が巻き起こる。マジカル・ファンタジーの金字塔(あらすじより)。
1988年刊の同名作品に、『小説ハヤカワHi!』の連載を加え、更に加筆したものだそうです。

     
▼こわーい町?

怖いこわーい町 こみね創作児童文学(内藤誠 城戸真亜子絵/小峰書店)

少年野球チーム・千早イーグルスの小学生たちが遭遇する事件5つ。怖くないです。子供にはほどよい感じでは?
むしろ、挿絵担当の城戸真亜子の後書きが怖いっちゅーねん(笑)!
→野球つながり

     
● 村
▼遠い野ばらの村。

童話集 遠い野ばらの村 ちくま文庫(安房直子/筑摩書房)

安房直子さんの童話集。少しずつ大切に読みたいです。表題作の他に「初雪のふる日」「ひぐれのお客」「海の館のひらめ」「ふしぎなシャベル」「猫の結婚式」「秘密の発電所」「野の果ての国」「エプロンをかけためんどり」。
→安房直子の著作在庫を検索する
→ミニ特集・薔薇は何本あるか?

▼シリーズで。

村の学校 角川文庫(ミス・リード 佐藤健一訳/角川書店)

のどかな村にある学校。楽しい学校生活。
転入生や新しい先生もやってきます。村にも変化が?
→ミニ特集・角川文庫マイディアストーリー

▼シリーズで。

村の日記 角川文庫(ミス・リード 佐藤健一訳/角川書店)

のどかな村の小学校長ミス・リードの描く村の生活。今年の目玉は婦人協会の野外劇だってさ!

▼シリーズで。

村のあらし 角川文庫(ミス・リード 佐藤健一訳/角川書店)

のどかな村に住宅団地がつくられる?!
学校は廃校の危機にさらされます。 どうする?

▼のばらの村。

のばらの村のものがたり4冊セット(春のピクニック、小川のほとりで、木の実のなるころ、雪の日のパーティ)※難有り(ジル・バークレム 岸田衿子訳/講談社)

※全巻とも重版、カバー少汚レ痛ミ、見返しに薄茶色のシミ。

なつかしい絵本です。ねずみたちのお話。ちょうど私の世代で大流行した記憶があります。いかが?
→ミニ特集・薔薇は何本あるか?

▼のばらの村。

ウィルフレッドの山登り―のばらの村のものがたり6(新装版)(ジル・バークレム 岸田衿子訳/講談社)

なつかしい絵本です。ねずみたちのお話。

少年ウィルフレッド(ねずみ)は、冒険家の本を読んで以来、冒険がしたくてたまりません。無理を言って、大人達の旅についていきます。
→ミニ特集・薔薇は何本あるか?

▼ハイウィロウ村。

アリゼの村の贈り物(高柳佐知子/河出書房新社)

オナゴの夢です。オナゴが少女の時から夢見る、ロマンチックなライフスタイルが全部、そこにあります。イチゴ摘み、お茶会の招待状、花の冠、夜更かしの夜食。などなど。などなど。ウフフッ。心は10歳。
ロマンチックを現実にするレシピが紹介されています。期待を裏切らない高柳佐知子味。モノクロなのがとても惜しいです。

▼小さな村。

われらの村がしずむ(アン・R・ファンデル・ルフ 熊倉美康訳 市川禎男挿絵/学研)

電力開発のために、アルプスの小さな村が湖底に沈められようとしている。
→ミニ特集・少年少女新しい世界の文学

   
▼アンの村。

アンの村の日々(L・M・モンゴメリ 上坪正徳訳/篠崎書林)

篠崎書林版のアンシリーズの1冊。アンの村の人々について描く短篇集。アンたちは背景としてしか出てきません。サイドストーリー集です。
わたくし、アンは新潮文庫版も角川文庫版も読んでいるのですが、これは全部未読の気がします(記憶違いだったらごめんなさい)。嬉しかった!
収録作は、想い出への道、仕返し、妄想家、無駄足、ほら、花嫁がやってきた!、鍋とやかん、ペネロピさんの育児。
※流通中。

▼アンの村。

続アンの村の日々(L・M・モンゴメリ 上坪正徳・山田芳子共訳/篠崎書林)

同じく篠崎書林版のアンシリーズの1冊。アンの村の人々について描く短篇集。アンたちは背景として、でも良いスパイスとして出てきます。サイドストーリー集です。
これも全部未読の気がします(記憶違いだったらごめんなさい)。
収録作は、ジェンキンズさんと過した午後、空想ごっこ、夢が実現した話、仲直り、パトリックの後見人、弟に御用心、ありふれた女。
※流通中。

   
● 通り
 
▼セサミ・ストリート。

Who Am I?(Sesame Street) Golden Sturdy Book(洋書、英語、絵本) ※送料無料(Normand Chartier:イラスト/Western Publishing Company Inc.)

古本好きとしては古びた感じが嬉しい、セサミストリートの絵本。洋書です。言葉はごく少なくて子供(幼児)向け

じつは私、セサミって全然知らないのです。名前も知らないの。この絵本で学びました(笑)。

▼セサミ・ストリート。

Inside Sesame Street (Golden Sturdy Books)(洋書、英語、絵本) ※送料無料(Marsha Winborn:イラスト/Western Publishing Company Inc.)

同じく。古本好きとしては古びた感じが嬉しい、セサミストリートの絵本。洋書です。言葉はごく少なくて子供(幼児)向け

  ▼プー横丁。

プーさんのお料理読本(『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』をもとにして)(お料理の作り方:ケーティ・スチュアート、絵:アーネスト・H・シェパード、訳:鈴木佐知子/文化出版局)

横丁とは…表通りから横へ入った町筋。また、その通り。らしいですよ。ヘヘッ。
この御本は多分まだ流通中の名著です。おすすめ。
→詳しくは

● 番地
▼ハロウハウス通り11番地。

ハロウハウス11番地 ハヤカワ文庫(ジェラルド・A・ブラウン 菊池光訳/早川書房)

映画「新・おしゃれ泥棒」の原作。
ハロウハウス通り11番地の国際ダイヤ組織本部の地下金庫から120億ドル相当のダイヤを盗み出す計画は?
→ミニ特集・オーシャンズ

▼チャリング・クロス街84番地。

チャリング・クロス街84番地 書物を愛する人のための本 中公文庫(ヘレーン・ハンフ編著/中央公論社)

アメリカのヘレーン・ハンフさんが、ロンドンの古本屋さんに注文書籍リスト&手紙を書く→古書店からは、書状を添えられた本が届く→ハンフさんは礼状を送る→古書店からは、追加の書籍が届く…。
そんなわけで、長いお付き合いが始まります。面白くて心温まる書簡集です。実話です。
→本好きランキング

▼バーバリー・レーン28番地。

バーバリー・レーン28番地 メアリー・シングルトンの物語1(アーミステッド・モーピン 中江昌彦訳/ソニー・マガジンズ)

25歳になったメアリー・シングルトンはバーバリー・レーン28番地で一人暮しを始める。
若い女性が人生の第一歩をふみだす楽しい物語、かと思ったら、同性愛や人種差別なども取り上げられ、真面目な側面があるようです。
訳者あとがきでヒロインのその後の人生が書かれてしまっていて、少し衝撃を受けました。…えぇっ。

▼ラッセル広場21番地。

殺人者は21番地に住む 創元推理文庫(S・A・ステーマン 三輪秀彦訳/東京創元社)

霧深いロンドンの街で起こる連続殺人。犯行現場に残されている<スミス氏>の名刺。目撃者が現れ、犯人の住み家は判明する。ラッセル広場21番地。しかしそこは下宿屋だった。どの下宿人が犯人なのか?
「2度にわたる読者への挑戦状」アリ。「まだ犯人がわからない読者へ」が2回あるんです。

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