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■風呂つながり
お風呂本がないと過ごせないくらい、長風呂です。幼少時から、あの骨董品みたいな西洋風呂に憧れておりますが、いまだにウチの風呂はボロい日本家屋特有のボロい風呂です。ちぇっ。
でも西洋風呂って実用的じゃないな〜とは思いました。昔、海外のホテルで。
関連項目→→住まい
→窓つながり→絨緞つながり→扉つながり→壁つながり→階段つながり

▼西洋風呂。

『梅雨と西洋風呂 カッパ・ノベルス』
(松本清張/光文社)

長編推理小説。
すみません。未読です。未読ですが、風呂つながりと言われれば一番に思い出す作品。
「地方都市を舞台に、男の野心と背信とセックスを織りなしたこの作品で、松本清張氏は、またも新生面を切り開きつつある(カバーそでより引用)」
ということですから、当時は新生面、今ではおなじみのあの感じでしょうか。

「波津温泉で知り合ったカツ子が、自室の西洋風呂で見せる奔放な姿態に、義介は年甲斐もなく溺れていく…」「アリバイ工作の方法は前人未到である」(あらすじより引用)」
いいなぁ、「自室の西洋風呂」。(そこか)
→雨つながり

▼石鹸がうまそうです。

「お風呂の愉しみ」
(前田京子/飛鳥新社)

タイトル通り、お風呂の楽しみを追求した本です。

第1章:石けんは、お風呂の主役
第2章:「ほんとうにいい石けん」を作ろう
第3章:「おいしい石けん」のレシピ
第4章:シャンプーとリンス
第5章:入浴剤
第6章:化粧水とクリーム
第7章:その他のボディケア用品
第8章:快適なバスライフのためのしつらえの工夫

石けん作りにかなりのページ数をさいています。
皿の上に置かれた石鹸の写真。おいしそうなんだー。(食べられません)
ピカピカの広いお風呂と時間がたっぷりあれば、挑戦するかもしれない、きわめて優雅なバスライフ。
いいな〜。

▼温泉。

「サライ(雑誌)1994年9/1 特集:老舗・温泉まんじゅう/和紙を見直す」
(小学館)

温泉は大好きです。温泉まんじゅうももちろん大好き。
特集は「味と歴史で選んだ全国23店・老舗温泉まんじゅう」です。うふ。
道後温泉の玉饅頭(一泉堂)、別府温泉の極楽饅頭(極楽饅頭本舗)、草津温泉の温泉まんじゅう(さいふ屋)、山中温泉の娘娘饅頭(山中石川屋)等々、熱いお茶でズズッといきたい、軽く2、3個いきたい、美味そうな饅頭ががんがん紹介されています。

そんなことにこだわる〜? と、時々は言いたくなる紳士の雑誌サライ。
まとまった在庫がありますので、是非ご覧ください。
→ミニ特集・雑誌サライ

▼ローマ風呂。

「ローマ風呂騒動(戯曲)」
(スタニスラフ・ストラチエフ 真木三三子訳/恒文社)

現代ブルガリアの戯曲3編を収録しています。
『バス』『スエードのジャケット』、そして『ローマ風呂騒動』。
戯曲なので、慣れないと入り込みにくいですが、
笑いがあるので割とイケそうです。

『ローマ風呂騒動』は、平凡なサラリーマン、イヴァン・アントノフの家の床下から、ローマ時代の風呂場が発掘されたことから起こる騒動。
プロローグからすでに不運そうなイヴァン。
彼がバカンス(多分)から帰ると家にはマスコミ達が集まって大騒動になっています。
部屋の中に出現したローマ風呂という異様な光景に呆然と立ち尽くすイヴァン。
ちょっと笑えます。
ブルガリア・戯曲、とマイナー要素は揃っていますが(2重苦?失礼?)、
敬遠することはなさそうですよ。

▼ベストセラー。

「浴室」(ジャン・フィリップ・トゥーサン 野崎歓訳/集英社)

当時、めっちゃ売れてましたよね。ベストセラー。でも読んでないよ(笑)。

「1985年秋、パリの読書界で、一冊の不思議な小説の評判が、除々に、しかし確実に広まっていった。作者は28歳の新人。フランス国内のみならず、国外からも、がぜん注目の集まったその一冊が、この『浴室』である。物語は奇妙である。語り手で、主人公でもある青年が、いつごろからか、浴室で時を過ごすようになってしまう(あらすじより)」

▼平たい顔族。

「テルマエ・ロマエ 第1巻」
(ヤマザキマリ/エンターブレイン)
not for sale
話題の漫画かな?
借りて読んで、かなり笑いました。

「古代ローマの設計技師(風呂限定)ルシウス。
仕事熱心な彼は浴場のアイディアについて悩みまくり、そのあげく現代日本の銭湯にワープ!?
彼は日本と古代ローマ(風呂限定)を往来できる体質になってしまったのだ!!
好漢ルシウスの時空を越えた大冒険(風呂限定)が始まった!!(帯より引用)」

そのままの話です。常に風呂限定(笑)。
彼は現代日本人に遭遇する度、心の中で「平たい顔族」だと思っています。
「恐るべし、平たい顔族」って。
一話完結で、毎回、銭湯、露天風呂、介護(シャンプーハット)等のお風呂ネタで、まわっています。
ネタは尽きないんでしょうか。
→タイムトラベルつながり

▼イナックスも?

「ザ・ブック・オブ・ザ・バス おしゃれなお風呂・レシピ54」
(キャサリン・カナー/INAX出版)

アロマ・バスやバス・グッズやフットバス、とにかくお風呂についての本。
イラストと平易な文章で紹介。
イナックスさんも本を出していたのか〜。
もしかして、トイレの本とかもあるのかな?

横長だし、カバーをはずすと鮮やかな水色の布装だし、
お風呂模様の型押し(?)が一つあるし、
コレクター心はくすぐられるけど、内容はそうでもないです(ごめんよ)。
→企業つながり

▼他に…お風呂で読むために、つるっとした紙でできた「俳句のつくり方」の本を持っています。
お風呂だといい句が浮かびそう。だと思ったのですが…。