迷子になったらまずHOMEへ

    ▲次の新着本 ▼以前の新着本07 06 05 04 03 02 01

● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 03/04/18 ●
▼胸がイタイ。

銀のくじゃく
(安房直子/筑摩書房)

安房直子さんの童話集。文庫版もありますが、これはハードカバー。あのどうしても忘れがたい名作をぜひ。
→安房直子の著作在庫を検索する

▼気になるもん。

恋のメルヘン サンリオ・ギフト文庫
(立原えりか 牧村慶子絵/サンリオ)

文庫サイズといい、出版社(サンリオ)といい、私的にはむやみにほしくなる本。シリーズで出ています。「花くいライオン」他。全8編。解説は安房直子。

▼ミシマ+宇野亜喜良。

夜会服
三島由紀夫/集英社)※難有り、注意。

宇野亜喜良装幀です。これを見た時、小躍りしたくなりました。イェーイ。小説自体ももちろん大好きなんですもーん。難有りですが、とにかくコレを持っていたいんだ!という方にお安く。

▼コバルト・ブックス。

十七歳の夏 コバルト・ブックス
(モーリン・デイリー/集英社)
※難アリ、注意。

藤田ミラノ装幀。日向房子さしえ。激マブとはまさにこのこと。コバルト文庫の前身のようです。
→ミニ特集02・コバルト文庫

▼にじみ出るレア感。

蜂 ヒッチコック・スリラーシリーズ
(ヒッチコック監修/ケイブンシャ)※新書サイズ

ロバート・コルビー「殺人訪問」、エド・ラッシー「スペードの2」、アーサー・ポージス「蜂」他。全6編収録。
→昆虫つながり

▼時代を。

スラップスティック・ブルース
(高平哲郎/冬樹社)

高平哲郎のお笑い論。昭和56年発行。タモリ、堺正章、赤塚不二夫、ツービート…。映画評も良いです。見返しや小口が真っ赤の思い切った装幀は安西水丸。

▼亜土ちゃん。 

恋のDJ放送中 秋元文庫
(神保史郎 水森亜土カバー・挿絵/秋元書房)

このキュートさはたえて久しく見ないですよね。「恋の特訓授業中」につづく第二弾。モノクロですが挿絵もあります。
<ボイン>とか<グーな恋>と聞くと、もうたまりません。

▼やっぱり亜土ちゃん。

恋のMG発売中 秋元文庫
(神保史郎 水森亜土カバー・挿絵/秋元書房)

左、「恋のDJ放送中」に続く第三弾。爆走しています。このセンスって…、クセになりますね。後を引くなぁ。

▼全部ほしい…。

ふんわり王女
(G・マクドナルド/太平出版)
※難有り、注意!

ジョージ・マクドナルドの童話全集の1冊。できれば全部揃えて持ちたいです。最近では文庫の童話集も稀少気味。これを揃えようとすると気が遠くなりそうです。

▼ココまで遡ると…。

雑誌アンアン 1974/9/20号
(平凡出版)

そろそろこの辺を買っておきたい感じです。しかし、ココまで来るとすでに巡り巡って、マジかわいい、今も普通に着られそうな、お洋服ばっかりです。

▼ジュブナイル。

天狼星の侵略 宇宙監視員ラッキースター1 角川文庫
(アイザック・アジモフ/角川書店)

アシモフのジュブナイル。かなり稀少気味です。アシモフさんは多才な人です。

▼魔法の世界ですぞ。

魔法の世界エストカープ 創元推理文庫SF
(アンドレ・ノートン/東京創元社)

あんましコアなSFファンじゃなくても、反応してしまいますね、この題と絵は。武部本一郎カバー、口絵。全5巻のシリーズ。
→シリーズ在庫を検索する

▼はぅ。 

ポディの宇宙旅行 創元推理文庫SF
(R・A・ハインライン/東京創元社)

初版です。巨匠ハインライン描く、少女ポディの宇宙旅行。「わたしの一生の願いは、地球に行くこと。もちろん、住むためにではない。」という印象的な冒頭からもう夢中です。さすがウマイねッ!

▼うぉ。

宇宙創世記ロボットの旅 ハヤカワSF文庫
(スタニスラフ・レム/早川書房)

「「無窮全能資格」優等免状をもった二人のロボット宙道士が、はるかな国のさまざまな種族に、助言と援助の手をさしのべようと旅に出たのだが…」ポーランドSF。東欧とか北欧とかロシアって、変わってますよね。
→アンドロイドつながり

▼しびれるー。

地球最後の日 角川文庫SF
(コナン・ドイル 三谷茉沙夫絵/角川書店)

とにかくカバーと口絵には目を奪われます。こりゃイイ!派手〜。だから人気なのかなぁ。
→今日は何の日つながり

▼イキでイナセ。

銀河盗賊ビリイ・アレグロ
都筑道夫/奇想天外社)

わくわくします。なんちゅーんでしょうか。大友克洋のカバー絵からすでに<あ、来るぞ来るぞ>って感じですわね。連作短編の楽しさで胸キューン(笑)。
この著者らしく、SFでもミステリ味。いや、逆かしら?
→泥棒つながり

▼こ、この感じは

天国への自動階段
(作場知生:文・絵/新樹社)

こういうのをどう言えばいいのかなぁ。いまだに的確な形容詞を発見できずにいます。
人体模型とか、解剖図とか、ぜんまい仕掛けとか、水族館とか。グロテスクなリリシズム?いや、ちがうんだなぁ。
挿画たっぷりの大人の絵本。

▼数学好きな方に。

シャーロック・ホームズのチェスミステリー
(レイモンド・スマリヤン/毎日コミュニケーションズ)

ホームズさんが解いてみせてくれる、チェスの論理パズルです。数学系のクイズって、ありますでしょ。あれが好きな方に。さらにホームズ好きでチェス好きなら3度おいしいです。
→チェスつながり
→ホームズつながり

▼鈴木いづみ、フォーエバー

鈴木いづみコレクション エッセイ集1 いつだってティータイム
(鈴木いづみ/文遊社)

唯一無二の彼女の魅力にノックアウトされます。
まだ流通中ですが、未読の方はどうぞ当店でお安く。送料無料です。

▼奇跡的な傑作。

女と女の世の中 ハヤカワ文庫JA
(鈴木いづみ/早川書房)

鈴木いづみさん。私が知ったのは最近です。再評価著しい昨今ですが、生前からずーっとずーっと、話題の人物なんですね。亡くなって早17年ですか。
一応SF短編集とは言われていますが、SF門外漢でも全然OKです。

▼少女マンガ家。

マンションネコの興味シンシン
(竹宮恵子/角川書店)

竹宮恵子さんのエッセイ。イラスト多数。カラーイラストもあります。
マンガ家さんの書くヒロインって、どこかご本人に似ていますよね?著者近影を見て思いました。なんとなく美化した感じと申しましょうか。あ、失礼?

▼ええわぁ。 

少年よ 萩尾望都イラスト詩集 チェリッシュブック
(萩尾望都/白泉社)

白泉社のチェリッシュブック。いろんなマンガ家さんのものがシリーズで出ています。やや小ぶりで、ちゃんとハードカバーで函付。コレクター心を刺激されるのは、ワタクシだけではございますまい。

▼これは何なの?

迷宮1000 創元推理文庫
(ヤン・ヴァイス 深見弾訳/東京創元社)

そもそもの始めから、読者はもやもや感とワクワク感でいっぱいいっぱいです。あっぷあっぷ。それが延々と続きます。何なの?え、何なのっ?ここは笑うとこなの?って。面食らって、あらすじを読んでも、よく分かりません(笑)。 →詳しくは

▼福島正実だから。

日本SFの世界
(福島正実編/角川書店)

全21人、21作品。短編集です。安部公房「完全映画」、豊田有恒「改体者」、福島正実「分茶離迦」など。さすがにシブイ編集です。装幀司修。

▼ナメてはイカン。

昭和後期集 日本推理小説大系9
(東都書房)

全集端本とナメてはいかんです。文庫で読もうとしたら絶版の作品や、マイナーで探すのに苦労する人たちが収録されていて、助かるんです。そう<助かるわぁ>って気持ちなんです。この巻は岡田鯱彦:薫大将と匂の宮、香山滋:キキモラ、鷲尾三郎:雪崩、飛鳥高:二粒の真珠ほかを収録しています。 →同全集の他の巻の在庫は?

▼ハマってます、コバルト。

お笑いショート・ショート集 ヤング寄席 集英社文庫コバルトシリーズ
(武田武彦編/集英社)

武田武彦さん、こんな編集もなさるんですか。ほーぅ。古典落語のショート・ショート集。
カバー絵、カット、共に下谷二助。
→ミニ特集02・コバルト文庫

▼意外におもしろい。

好色なトルコ人 富士見ロマン文庫
(作者不詳 明石苑訳 金子國義カバー・イラスト/富士見書房)

「時代は19世紀の初頭、アルジェの後宮を舞台に展開される愛欲絵巻」。全編、手紙で構成されています。
→手紙つながり
→ミニ特集10・富士見ロマン文庫

▼こういうのも。

無限コンチェルト ハヤカワ文庫FT
(グレッグ・ベア/早川書房)

SF作家だと思い込んでいたグレッグ・ベア。こんなファンタジーもあったんですね。
異世界への入り口、もしもそれに出会ったら、どうします?

▼で、世紀末なのか。

世紀末は世紀末か
いとうせいこう×赤間啓之/早川書房)

いとうせいこうと赤間啓之の語り下ろし対談集。小難しくて理解不能なのかと思ったら、そんなことはないです。もやもやした思いをすっきりさせてくれます。私的には、<第三章アナクロニスムと20世紀末の態度>が興味深かったです。

▼人生って。

預言者 大型特装本
(カリール・ジブラン/至光社)

名著という誉れも高い作品。装幀から耽美なものを想像した私は罰当たりでした。
人間が良いものに思える、人類愛にみちた詩文集。