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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2003/07 ●
▼おもしろー。

ラーオ博士のサーカス ちくま文庫
(C・G・フィニー 中西秀男訳/筑摩書房)

あらすじとか何だとか、何も知らずに読みたい本です。ぜひに。でも、少しだけ言うと、毒のあるファンタジーかなぁ。説明もむずかしいです。
→サーカスつながり

▼ほほっ。

新顎十郎捕物帳 講談社文庫
(都筑道夫/講談社)

久生十蘭の顎十郎シリーズ、大好きでした。都筑道夫が続編を書いていてくれたとは知らず、これを見て過剰に反応。大感激。やっぱり十蘭には負けちゃうけど、いーんでない? →続編ランキング

▼カバー絵が。

シャーロック・ホームズの宇宙戦争 創元推理文庫SF
(マンリー・W・ウェルマン&ウェイド・ウェルマン/東京創元社)

金森達にカバー絵を依頼した編集者がエライと思った本です。銀河ヒッチハイクガイドが好きで、ホームズが好きな方なら、…どうでしょ?
→詳しくは・ホームズつながり

▼ほーぅ。

音楽少年漂流記 新潮文庫
(細野晴臣/新潮社)

細野晴臣が、中島みゆき・大貫妙子・宮田まゆみ・越美晴・銀色夏生・盛岡夕美子・原谷治美・矢野顕子・都はるみと対談しています。何を、どんなテンションで話しているのか、とても気になります。
→意外な対談つながり

▼ノリノリ。

超時間対談 集英社文庫
(和田誠・絵/集英社)

架空の対談集なんです。みなさま、多分、ずっと対談したかったのであろう人と思う存分話しています。田中小実昌はハンフリー・ボガートと。都筑道夫はE・A・ポオと。植草甚一はルイ・アームストロングと。うふふ。
他には、虫明亜呂無、唐十郎、寺山修司、赤塚不二夫、高木彬光、山下洋輔、タモリ、河野典生、池波正太郎、開高健、星新一が執筆。

▼すばらしい。

死神の惑星 全3巻−集英社アイズコミックス−(集英社)
砂漠に吹く風−花とゆめコミックス−(白泉社)

あの明朗健全始末人シリーズの明智抄さんの瞠目のSF。私的には、非常に感じ入りました。アイディアもイイ。いわゆるネームもイイ。物語の展開もイイ!連作短篇だってところも私好み!(絵はちょっとヘタウマだけど。)
→詳しくは・超能力つながり

▼映画化?

戦艦バウンティ号の反乱 角川文庫
(C・B・ノーダフ、J・N・ホール/角川書店)

なんでも戦艦ポチョムキンの反乱と並び称せられる歴史的事件だそう。そのドラマチックな小説化で、話題になったとか。うーん、知らなかった。さらに映画化されてアカデミー賞獲得だそうです(1935年)。ドラマチック、海洋、戦艦…。お好きな方もいらっしゃいそう。稀少気味です。

▼ちょっと感心。

おもしろ性教室 角川文庫
(赤塚不二夫/角川書店)

いやぁ、保健体育の授業よりよっぽど分かりやすいんじゃないですかね? マンガですし。すごくハッキリ言ってくれててビックリ。学校の先生ってボカして言うので、私はよく分かんなかった覚えがありますもん。再版して、学校で使ってもらったらどうでしょうか、角川サン?

▼元気いっぱい。

寛斎完全燃焼 新潮文庫
(山本寛斎/新潮社)

新潮社はこういう立派な文庫を出すのが大好きみたいですね。やまもと寛斎さんの半生記ですが、山口小夜子がモデルのカラー写真がどっさり。豪華だねー。そして元気一杯だね、彼は。

▼J・Jおじさんはいいね。

J・Jおじさんの千夜一夜物語 スクラップブック7
(植草甚一/晶文社)

いったい、どこから拾ってきたのと思うような、オモシロ話の数々です。こんな話、ずーっと聞いていたいです。美女のシェーラザードもいいけど、おじさまもよろしいですわね。佐々木マキ、秋山育、佐藤三千彦のポップな挿絵も大変よろしい。

▼さりげなーく。

赤い十字路 コバルト・ブックス
(佐伯千秋/集英社)

コバルト文庫の前身、コバルト・ブックス。読まなくてもいいんです。藤田ミラノの乙女チックな装幀に、胸キューン。最近ハマっているシリーズです。並べると壮観。
→こんな感じ。

▼持っておきたい。

膣内楽
(加藤郁乎/大和書房)
※ビニールカバー欠

夢の王国17。
挿画:宇野亜喜良。
パロディと言うよりはバーレスク(著者あとがきより)。戯作ですって。いや、いいっす。ものすごく<夢の王国>らしいです。宇野亜喜良の装画もまたビシーっと来てます、ハイ。長編です。
→ミニ特集・夢の王国

▼ひさしぶりに見た。

架空の王国
高野文緒/中央公論社)

ワタクシの蔵書にもあったんですが、友人に貸したきり、返ってきません…。この度、入荷して惜しみつつも(笑)、売りに出してみました。高野文緒さんの軽やかな王室歴史エンターティンメント(?)。
→日本ファンタジーノベル大賞つながり

▼注目〜ッ。

恋するアリス あなたの詩集7 ForLadies
(寺山修司編/新書館)

読者たちの詩を集めているシリーズです。寺山修司編。岸田理生の 「不眠症の猫」を収録しています。金髪美少女の写真は沢渡朔さんです。やっぱりね!
→アリスつながり

▼よきかな。

チャイナタウンからの葉書 リチャード・ブローティガン詩集
(リチャード・ブローティガン 池澤夏樹訳/サンリオ)

ブローティガンの名詩集。彼の著作は名作の誉れは高いのに、なぜかずべて品薄。この名詩集も、出版社のせいもあってか、稀少気味です。買い逃した方に。

▼未完だけど。

スターゲイザー・シリーズ1〜3巻(風吹く夜はラグタイム、風が奏でるメヌエット、聞かせて君のブルースを)
(大和眞也/みき書房発売、シャピオ発行)

根強いファンのいる大和眞也(大和真也)さんのファンタジーシリーズ。以下続刊のままいたずらに年月が流れている未完成シリーズ。

▼シュロックですから!

シュロック・ホームズの冒険 ハヤカワ・ミステリ文庫
(ロバート・L・フィッシュ/早川書房)

笑えます。怒っちゃダメ!収録作は、アスコット・タイ事件、赤毛の巨人、アダム爆弾の怪、黒眼鏡の楽団、奇妙な手紙、画家の斑紋、ダブルおばけの秘密、シュロック・ホームズ最後の事件他。 →ホームズつながり

▼カバー絵が。

少年狩り 野田秀樹戯曲集 角川文庫
(野田秀樹/角川書店)

とにかくカバー絵がお気に入りです。月でマッチをすっている。カバー絵:まりのるうにい。因みに裏表紙はこんな感じ↓。ええわぁ。 →月つながり

▼マイナ〜。

いにしえの呪い・緑の猫(魔法都市ライアヴェック1・2)現代教養文庫A&Fシリーズ(ウィル・シェタリー、エンマ・ブル編 井辻朱美他訳/社会思想社)

複数作家がそれぞれ魔法都市ライアヴェックを舞台に短編を書いています。これもノリノリの企画ですな。日本では有名でない作家が多いようです。
→ミニ特集・現代教養文庫A&Fシリーズ

▼大好きなので。

犀星王朝小品集 岩波文庫
室生犀星/岩波書店)

室生犀星の王朝モノは大変素晴らしいです。時代考証とかは全然ダメみたいですが、エライ人はみんな、口を揃えてそんなことは関係ないとおっしゃいます。私もそう思う!人の心のカッと燃えるような瞬間を捕らえて焼きつけてしまう手腕にはただひれ伏すばかり。

   
▼ファンタジー巨編。

アイルの書(白い鹿、銀の陽、闇の月、黒い獣、金の鳥)全5巻 ハヤカワ文庫FT
(ナンシー・スプリンガー 井辻朱美訳 中山星香カバー絵/早川書房)

中山星香のカバー絵がいかにもそそる、ファンタジー心でいっぱいの大長編ファンタジー。好きな人はたまらんでしょう。揃いで入手するのはなかなか難しいです。

▼クマつながりをせねば。

地球人のお荷物、くたばれスネイクス、がんばれチャーリー(ホーカ・シリーズ3冊)ハヤカワ文庫SF
(ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン あまのよしたかカバー絵/早川書房)

ホーカは、テディ・ベアをそのまま大きくしたような愛敬ある生物で純真無垢。ユーモアシリーズ。あまのよしたかさんのとぼけた絵がとても良いです。 →クマつながり

▼シャハラザード。

完訳 千一夜物語 全13巻 岩波文庫
(豊島与志雄・渡辺一夫・佐藤正彰・岡部正孝訳/岩波書店)

改版第一刷 カバー付 外箱入 状態良いです。1988年発行。現在、版元岩波では、一部の巻以外、品切れの模様。当店では送料無料の¥8900ですので、今まで決心がつかなかった方、この機会にどうぞ。