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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2003/08 ●
▼コンプリートしたい。

死のリフレイン 創元推理文庫 イエローブックス
(ジャン・マイケルズ 野口玲子訳/東京創元社)

東京創元社のイエローブックス。その名の通り、黄色いカバーで、結末は袋綴じのミステリー。くぅ〜。全巻見たい。
→ミニ特集・イエローブックス

▼コンプリートしたいーっ。

ステージの悪魔 創元推理文庫 イエローブックス
(ジョゼフィン・ケインズ栗山康子訳/東京創元社)

左に同じく、東京創元社のイエローブックス。その名の通り、黄色いカバーで、結末は袋綴じのミステリー。表紙の絵にもヒント有り。

▼はなはなと、みんみ。

はなはなみんみ物語全3巻(はなはなみんみ物語、ゆらぎの詩の物語、よみがえる魔法の物語) 講談社文庫
(わたり むつこ著 カバー・さし絵・カット:本庄ひさ子/講談社)

どうやら、今も単行本版で流通中のようです。当店在庫はこれもなつかしい文庫版。小人の双子の兄弟(はなはな&みんみ)とその家族が一族さがしの旅に出ます。愛と勇気のファンタジー。
→双子つながり

▼モエノベルス!

月魔法 モエノベルスジュニア
(わたりむつこ 高田美苗絵/ケイエス企画発行)

噂にしか聞いたことのなかったモエノベルスを目にして感激。へぇ〜。へぇ〜。35ヘェーくらい(笑)。
はなはなみんみ(←)のわたりむつこさんのファンタジー。児童向け。作者インタビュー有。
→月つながり

▼これも!

ペパーミントの季節 モエノベルスジュニア
(竹下文子 吉田倉久絵/ケイエス企画発行)

左に同じく、モエノベルスジュニア。しかも、『星とトランペット』の竹下文子さん。えへへー。「ピアノの家」、「ガラスの魚」、「幸福通り」、「緑のオウム」、「思い出遊園地」。作者インタビュー有。
→竹下文子の著作在庫を検索
→ミニ特集・モエノベルス

▼名作。

北風のうしろの国へ/まほうのベッド ※世界の名作図書館第9巻(ジョージ・マクドナルド「北風のうしろの国へ」/メアリー・ノートン「まほうのベッド」 山室静他訳/講談社)※函欠

世界の名作図書館第9巻です。児童向け、分厚い本ですが、とにかく読みたいんじゃ!という方には朗報です。
鈴木義治の挿絵もよろしいですし、なかなかオススメ。侮れません。

▼へぇ〜。

妖精たちは回転木馬にのって
(伊東杏里 早川良雄/学研)

学研のティティシリーズ。そんなんあったんかー。そう言えば、1、2冊見かけたことがある気がします。
これは新書館フォアレディースの「あんりとぽうろ」で目立ってた伊東杏里さんが短編4つを書いています。早川良雄さん挿絵。しかもカラーです!小さい絵もいれて15個くらい。スゲー。見開きもあるぞぅ。

▼稀少になりました。

魅惑者から逃れて 集英社文庫
(アイリス・マードック/集英社)

「初期の傑作(あらすじより)」と言われていますが、通俗的なシチュエーションから深い思索を導く手法はすでに確立されています。(と思います。)茶色と青色の目を持つ「魅惑者」ミッシャ・フォックスをめぐる人々のドラマ。

▼元気いっぱい。

吾輩は菊千代である
(赤塚不二夫/二見書房)

私の記憶にはないんですが、一世を風靡したらしい、バンザイ猫「菊千代」ちゃん。赤塚不二夫さんの飼い猫なんですね。赤塚さん、デレデレです。マンガと文章と写真でつづる菊千代ライフ。
→猫つながり

▼美しい…。

Ange アンジェ─秋山まほこ人形作品集─(秋山まほこ/トレヴィル)

あれあれ、この写真見たことがある、と思ったら、教養文庫のゴーチエの著作のカバーに使われていました。美しい…。
→人形つながり
→ミニ特集04・トレヴィル

▼名作。

妖精族のむすめ ちくま文庫(ロード・ダンセイニ 荒俣宏編訳/筑摩書房)

幻想短篇集です。稀少気味で、じつは私も初めて手にしました。荒俣さんが「熱病につかれたように好きになった」と言うのも納得の名作揃い。
「ケンタウロスの花嫁」「老門番の話」「女王の涙をもとめて」「サルニダクの慈悲」「3人の文士にふりかかった有り得べき冒険」「オットフォードの郵便夫」「エメラドの袋」他。全21編。

▼あ。

チャンドラー美しい死顔 講談社文庫
(各務三郎編 清水俊二訳/講談社)

あーっ。
一度見たら、忘れられないカバーです。昭54年初版です。うふふー。

チャンドラーの短篇集。「殺しに鵜のまねは通用しない」「スペインの血」「シラノの拳銃」「待っている」「怖じけづいてちゃ稼業にならない」「殺人の簡素な芸術」。マーロウさんはいません。

▼うれしい。

世界SF大賞傑作選2 講談社文庫
(アシモフ編/講談社)

ヒューゴー賞の短篇部門第一位作品のアンソロジー。ちょい昔の佳品をまとめて読めるのがウレシイです。

ハーラン・エリスン「「悔い改めよ、ハーレクィン」とチクタクマンはいった」、ジャック・ヴァンス「最後の城」、ラリー・ニーブン「中性子星」他。全5編。
→同シリーズの在庫を検索

▼意外にもかわいい。

恋の絵本 大和女性論文庫
(遠藤周作/大和書房)

遠藤周作の恋愛論。私の信奉する(?)三島由紀夫の恋愛論とはかなり違っています。どうする?
絵本と言うだけあって、開くとこんな感じ(↓)。長尾みのるさんのイラストが毎ページ入っていて、キュートです。
→ミニ特集03・大和文庫
→恋愛論つながり

▼こんな史略なら。

北の娘 上・下 アラン史略3 ハヤカワ文庫FT(エリザベス・A・リン/早川書房)

「現実とは微妙に異なる世界アランの2世紀にわたる壮大なドラマ<アラン史略>最終巻(あらすじより引用)」。アラン史略シリーズの3です。上下2巻。稀少気味。コアなファンタジー派に。

▼企業モノ。

想い出のアルバム絵本 スーとムー(清水ミチコ 津々井良絵/雪印)

こういうちょっと謎の企業モノを見ると、テンションが上がります。なんの企画かなぁ?ってところから始まるんですよね。
これも、なんの当選かは分かりませんが、当選者の方々のバレンタインとクリスマスの思い出話が載っています。
→企業つながり

▼おーっとぉー!

night green 角川ルビー文庫
(大島弓子/角川書店)

なぜかマイナーで特殊な文庫に入っているので、今まで見たことがありませんでした。残念ながら、書下ろしではなく、今までの作品から詩的で印象的な台詞と絵を選び出して再構成し、詩画集の体裁に仕上げています。一種のコレクターズアイテムと申せましょう。

▼一目ぼれ。

ぶたのしあわせ
(文・絵:ヘレン・オクセンバリー 訳:矢川澄子/文化出版局)

一目ボレの絵本。
短いお話ですが、含蓄あります。オトナの身としては、<文明批評かな>と考えますが、そんな小難しいことは抜きで、「あははー、そうだよねー」って笑いたいです。矢川澄子訳もうれしい。
→ブタつながり

▼なかなか良いのです。

靴をはいた青空3 詩人達のファンタジー
(田村隆一、岸田衿子、矢川澄子、伊藤比呂美他/出帆新社)
※B印有、ビニールカバー欠、注意

「大人達に贈る珠玉の童話集 6人の現代詩人達と6人の画家・イラストレーター達が創るファンタジーの世界(帯より)」。ということで人選がすばらしいシリーズです。
→同シリーズの在庫を検索する

▼なんで資生堂?

詩集 銀月夜(松田シオン/求龍堂)

すみません。松田シオンさんってどういう方なのか存じ上げないのです。資生堂関係? なぜか資生堂が編集協力しています。下のような↓栞付で、ここにも資生堂の文字。絵もたくさん入って、なにやらかわいい本です。

▼くす。

映画音楽クイズ・ブック(関光夫 イラスト:大野拓家/シンコー・ミュージック)※難有り、注意。

その名の通り、映画音楽にまつわるクイズ集。
1977年発行ですから、相当古いです。モンゴ・サンタマリアのラ・ラ・ラが流れていた映画は何か? わ、わからん。音楽評論家・関光夫さん著。

▼くすす。

時空の支配者 新潮文庫
(R・ラッカー 黒丸尚訳 吾妻ひでお絵/新潮社)

「最新科学をオモチャに、果てしないドタバタを展開する、ポップでキュートな超ナンセンス・ハードSF(あらすじより引用)」
新潮文庫って、天晴れなカバー絵の、ポップなSFを少ーし押さえていて、ハッとさせられます。数はほんとに少ないですが。

▼すごいメンバー。

小説 怪物 創刊2号
(パルコ出版)

1979年1月号。
執筆者がすごいです。山尾悠子「蝕」(イラスト:まりの・るうにい)、伊藤比呂美「とびお、と」、赤瀬川原平「盗まれた雑巾」、羽仁未央「万聖節前夜赤と緑の毒キノコ」(イラスト:三井小夜子)、ショートショートも、長新太、別役実、糸井重里、萩原朔実、川谷拓三、秋竜山、りりぃ他。

▼ストルガツキーだから。

収容所惑星
(A&B・ストルガツキー 深見弾訳/早川書房)
※カバー背の上部痛みと、背からのヤケ目立ちます。写真参照。

難アリですが、単行本初版です。自由調査集団に入ったマクシムが不時着したのは宇宙の孤島<収容所惑星>だった。ガーン。「ソ連SF界の第一人者が異なる社会体制とのコンタクトを中心テーマにして現代社会の歪みを鋭く諷刺した問題作」。(あらすじより引用)

▼ウマイ。

夜の姉妹団 とびきりの現代英米小説14篇
(柴田元幸編訳/朝日新聞社)
※文庫化して流通中。

俊英翻訳家柴田さんが、<腕によりをかけて選んだ面白い小説がいっぱい…(帯より)>ということで、さすがにウフフなラインナップ。ミルハウザー、バーセルミ、アンジェラ・カーター他。レベッカ・ゴールドスタイン「シャボン玉の幾何学と叶わぬ恋」、これイイッ!