迷子になったらまずHOMEへ

    ▲次の新着本 ▼以前の新着本26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01

● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2004/12/4〜 ●
▼大魔術小説だって!

ムーンチャイルド 創元推理文庫 ※送料無料(アレイスター クロウリー 江口之隆訳/東京創元社)

クロウリーさん。職業:魔術師、詩人。彼って、独創と言うよりは、独走態勢ですよね(笑)。
「若き魔術師シリル・グレイ。彼は恋人のリーザどともに、世紀の実験<ムーンチャイルド>創造に取り組んでいた。だが、黒魔術結社<ブラック・ロッジ>はこれを阻止すべく、妖術、死霊術を駆使し壮絶な魔術攻撃を開始した。今世紀最大の魔術師による超問題作ついに登場(あらすじより)」
→魔術師つながり

▼荒俣さんの趣味?

ラヴクラフト恐怖の宇宙史 角川ホラー文庫(H・P・ラヴクラフト+コリン ウィルソン 荒俣宏編/角川書店)

荒俣さん選の<クトゥルー神話オリジナル・アンソロジー>。ラヴクラフトの13編と、コリン・ウィルソンの「ロイガーの復活」を収録。ラヴクラフト好きによるラヴクラフト好きのための、ラヴクラフト選集といった趣。

▼ほほぅ。

ホームズ最後の対決 講談社文庫(ロバート・リー・ホール 小林司・東山あかね訳/講談社)

へぇ〜。こういうのもあったんですね。「ホームズは未来人だったのだ!しかも、あの宿敵モリアーティも!時空を超えたホームズとモリアーティの最後の対決が迫る!」ですってよ。トンデモあらすじですな? 辰巳四郎のカバーもうれしい。
→ホームズつながり

▼レミちゃんのルーツ。

レミは生きている ちくま文庫(平野威馬雄 和田誠:カバー・挿絵/筑摩書房)

平野レミのパパ、平野威馬雄の告白的自伝小説。「あいのこ」として差別された「イマオ」を父親は「家なき子」のレミにたとえて”かわいいレミちゃん”と可愛がってくれた。それで威馬雄さんは娘にレミと名付け、たのではなく、ドレミのレミちゃんなのだと書いてありました。ホントかな?※ちくま文庫版
→ミニ特集・少年の日

▼根強い人気。

ユキのバースデイシアター(谷山浩子/サンリオ)

谷山浩子さんの著作。中でも稀少傾向のものです。
宮崎照代さんのカバーで。
→谷山浩子・宮崎照代と言えばこちらも

▼カバーが。

眠くて死にそうな勇敢な消防士 モラヴィア動物寓話集(アルベルト・モラヴィア 千種堅訳 飯野和好カバー絵・挿絵/早川書房)

モラヴィアの寓話あふるる童話集。大人のための童話集です。
飯野和好のカバーです。挿絵もありまっす。

▼カバーが。

九百人のお祖母さん 海外SFノヴェルズ(R・A・ラファティ 浅倉久志訳 畑農照雄カバー絵/早川書房)

文庫版が出ていまして、よくありますので、読むだけならそちらがおすすめ。でも畑野照雄のパンチのあるカバーがお好きなら単行本版でいかが?(文庫版のカバーは全然違ったと思うんですが、同じだったらゴメン)
→畑野照雄好きなら

▼ほっほぅ。

自由なれど孤独に(森雅裕/講談社)

森雅裕さんの作品のなかでも、微妙に稀少になってきた1冊。なぜか入手できないという方も多いはず。
相変わらず、音楽関連ミステリーでそそるあらすじです。

▼これも意外に。

パームサンデー 自伝的コラージュ(カート・ヴォネガット 飛田茂雄訳/早川書房)

文庫化もされていますが、どちらも意外に見つからないですよね。自伝的コラージュとは面白いことをおっしゃいますが、まぁその通り。インタビューや手紙、講演、さらには短篇まで盛り込まれています。

▼うわ。

emmuree(アンミュレ) 山吉由利子人形作品集 ※送料無料(山吉由利子/トレヴィル)

これはまたエロティック&頽廃的な香りの人形作品集。トレヴィルの人形作品集を集めておいでの方は是非とも。
→ミニ特集・トレヴィル
→人形つながり

▼これもカバーが。

快楽泥棒 富士見ロマン文庫(ハリエット・ダイムラー、ヘンリー・クラナック 高野圭訳 金子國義カバー(挿絵は違う)/富士見書房)

段々コンプリートしたくなってきた、富士見ロマン文庫。当然金子國義カバーのものです。
→ミニ特集・富士見ロマン文庫

▼カルヴィ〜ノ。

レ・コスミコミケ 海外SFノヴェルズ(イタロ・カルヴィーノ 米川良夫訳/早川書房)

長らく、コレクター泣かせの稀少本でしたが、先頃文庫版で復刊されちゃいましたね。こちらはS56年重版の単行本です。いろいろこだわる方はこちらでも。

▼やや嬉。

怪人二十面相 少年倶楽部文庫(江戸川乱歩 小林秀恒:挿絵/講談社)

少年倶楽部文庫です。のらくろマークがプリティーです。本当は全部欲しい。これ1冊だけじゃーなーと、思いつつもちょっと嬉しいのでした。

▼もういっちょ。

ビタミンCブルース(森雅裕/新潮社)

もういっちょ森雅裕さん。これも同じく微妙に稀少になってきた1冊。なぜか入手できないという方も多いはず。これも音楽がらみ。

▼挿絵がパラパラ漫画。

夢のボロ市―真夜中に小声でうたう ※送料無料(ミヒャエル・エンデ 丘沢静也訳 司修:装幀/岩波書店)

エンデの詩集。というか、歌詞集。
装幀が司修さんです。イェーイ。そして、なんと挿絵がパラパラ漫画風。すごく嬉しい。

▼見るからに。

大きな魚の食べっぷり(今江祥智/新潮社)

見るからに良き本。子どものお話。子どもを描かせるとピカイチですよね。

▼大長編。

マロリオン物語 全10巻(西方の守護者〜宿命の戦い)※送料無料(デイヴィッド・エディングス 宇佐川晶子訳/早川書房)

全10巻、ファンタジー大巨編でございます。ただひたすらに読み耽りたい方に。

▼これも大長編。

力の言葉 ハヤカワ文庫FT 全8巻(魔法の窓、荒涼たる妖精の地、荒れ狂う海、帝王と道化)※送料無料(デイヴ・ダンカン 関口幸男訳/早川書房)

これも傑作と名高いファンタジー大巨編。ただひたすらに読み耽りたい方に。揃えようとすると大変かも。

▼おーいいね〜。

恐竜文学大全 河出文庫(東雅夫編/河出書房新社)

いいアンソロジーですねー。さすがだ。午後の恐竜(星新一)、恐竜レストラン(荒俣宏)、イグアノドンの唄―大人のための童話(中谷宇吉郎)、水中生活者の夢・香山滋(種村季弘)楢ノ木大学士の野宿(宮沢賢治)、沼(吉田健一)、恐竜展で(清岡卓行)、恐竜(山野浩一)、恐竜と道化(井辻朱美)他。全15編。テーマのおかげで、すごいバラエティ豊か。

▼見逃してはいかん。

魔道書ネクロノミコン 学研ホラーノベルズ ※送料無料(コリン・ウィルソン序文 ジョージ・ヘイ編 大瀧啓裕訳/学習研究社)

ものものしいです。「戦慄すべき魔道書の全貌」。見逃してたけど、これもクトゥルー関連としては興味深いのでは? アンジェラ・カーターのラヴクラフト考「ラヴクラフトの風景」もありますし。
※文庫は流通中です。

▼うまいよねぇ。

風に毒舌 旺文社文庫(唐十郎/旺文社)

唐十郎さんのエッセイ集。読ませるんですよね、この方。時々、ハッとさせてくれる。ハッが続いて、疲れることもあります。
『鏡花に出会う頃』という1編が特に好きです。

▼なぜか。

死体は沈黙しない ハヤカワ・ミステリ文庫(キャサリン・エアード 高橋豊訳/早川書房)

スローン警部シリーズの1冊。もともと日本では全部刊行されていないようですが、刊行分の中でもこれが微妙に稀少のようです。集めている方はぜひ。

▼コレクター向き。

海外SFショート・ショート秀作選1・2セット 集英社文庫コバルトシリーズ(アイザック・アシモフ編 風見潤、佐柳ゆかり、勢田夏子訳/集英社)

コバルトの海外SF。好きなんです。アシモフ編で、フレドリック・ブラウンやロバート・ブロック、ブラッドベリなど、読ませますが、なんと言っても、『持っていること』に意義があるコレクターズ・アイテムかと存じます。
現在
トップページで一押し中。

▼哀感。

明日泣く(単行本版)(色川武大/実業之日本社)

文庫化もされましたが、あんまり見かけないですね。売れなかったのかなぁ?
のっけから読者を引き込む、オカシミと淡い哀感のにじむ男くさい文章。そんな方も少なくなりました。

▼気になる。

暗いブティック通り(パトリック・モディアノ 平岡篤頼訳/講談社)

パトリック・モディアノ…。むーん。えっと誰だっけ? あ、ハイハイ。『イヴォンヌの香り』の方ですね。あれ1作でドーンと出ちゃいましたが、他にも作品多数。これはイヴォンヌより前の作品のようです。話者=主人公が記憶喪失症。よくある『失われた私を求め』るテーマが、非常に文学的に料理されています。
→記憶つながり