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● 新入荷本1行紹介 新入荷本の中から、極私的特選本たち 2010/12/1〜 ●
▼素晴らしい。

鉄のオオカミ 夢の冒険2(リチャード・アダムズ 井辻朱美訳/新書館)

リチャード・アダムズが世界中の国から集めた傑作童話集。表題作は、困った時に現れた鉄のオオカミと、うっかり契約をかわしてしまったペーターの話。
どれもファンタジーに満ちていてとても面白く、さらに8pのカラー口絵が最高に美しいです。(本文挿絵は別人)

▼ファンの方に。

経費ではおちない戦争 宙ブックスハンディハードカヴァーズ(三谷幸喜/主婦と生活社/宙出版)

三谷幸喜さんが初めて書いた小説だと、あとがきに書いてあります。
クーデターの最中の国で、スタミナドリンクの営業をするケッコー薬品の5人組。

▼誰なのか。

アクロイドを殺したのはだれか(ピエール・バイヤール 大浦康介訳/筑摩書房)

「こんにち多くの読者はだれがロジャー・アクロイドを殺したかを知っている」と、序文は始まります。
私も知っています。でも真犯人は他にいるんだって!
細かく原典にあたり、注釈を付したミステリー仕立てのミステリー論。

▼付録〜。

イギリス海峡のなぞ 中学二年コース10月号第2付録(クロフツ原作 福島正実:文/学研)

薄い付録です。絵の感じとか、抄訳の感じとかがいかにも「付録」で、心くすぐられました。
これは福島正実訳のクロフツさん。「英仏海峡の謎」でしょうね。

▼いいねぇ。

オバケちゃん 講談社の創作童話1(松谷みよ子 小薗江圭子:絵/講談社)

小薗江圭子さんの絵で、この版でもう一度読みたい人は多いはず。

▼大人向けだよね。

黒い郵便船―別役実童話集(別役実/三一書房)

別役実さんの童話集。とはいえ、別役さんなので、大人の童話。「街と飛行船」「空中ブランコのりのキキ」「夕日を見るX氏」「黒い郵便線」を収録。

▼興味深いことばかり。

夢みる理由―今江祥智児童文学エッセイ集(今江祥智/晶文社)

今江祥智さんの児童文学エッセイ。ブラッドベリや和田誠についても書いてます。
ケストナーの「エーミールと探偵たち」の序文を高橋健二訳、小松太郎訳で比較してみてるところ、興味深かった。

▼由緒正しい。

魔法入門 角川文庫(W・E・バトラー 大沼忠弘訳/角川書店)

なんやの? と思いますが、その名の通り、魔法の入門書です。
世の中にはいろんな人がいるなぁ。

▼怪談。

世界怪談名作集 ※上巻のみ 河出文庫(河出書房新社)

テオフィル・ゴーチエ、チャールズ・ディケンズ、ナサニエル・ホーソーン、 プーシキン他。おー、見た名前だよね。けっこう有名どころを収録しています。
下巻も見たい。

▼さらば〜。

バレンタインの遺産 ハヤカワ・ミステリ文庫(スタンリイ・エリン 田中融二訳/早川書房)

スタンリイ・エリンのサスペンスミステリ。巧妙な短編と、「鏡よ、鏡」しか読んだことがないので、ちょっとこれ読みたかったです。さらば〜。

▼これもさらば〜。

死者の中から ハヤカワ・ミステリ文庫(ボワロー&ナルスジャック 日影丈吉訳/早川書房)

ヒッチコックの「めまい」の原作だそうです。ボワロー&ナルスジャック 日影丈吉訳と言われて、気になっていたのですが、売り切れです。

▼クロフツさん。

関税品はありませんか? ハヤカワ・ミステリ文庫(F・W・クロフツ 島田三蔵訳/早川書房)

クロフツさんは結構入手困難傾向です。辛うじてチョー古典「樽」だけ読んで疲れた(ごめんよ)のは私だけじゃないはずだ!
他にもいろいろあるんだよ。
→クロフツの在庫を検索する

▼好きな装丁。

ミス・クォンの蓮華 創元推理文庫(ハドリー・チェイス/東京創元社)

ハドリー・チェイスの創元推理文庫。この頃のカバー、いいですよね。

まさにカジノっぽいカバーの『カシノの金をまきあげろ』とかね。

▼未完。

エドウィン・ドルードの謎 創元推理文庫(チャールズ・ディケンズ 小池滋訳/東京創元社)

依然として絶版のようです。なんでかな? 未完だから? ディケンズの遺した未完の推理小説。

▼へ〜。

フレンチ油田を掘りあてる 創元推理文庫(F・W・クロフツ 井上勇訳/東京創元社)

私の中では「油田を掘りあてる」と言えば、「小鼠」シリーズだったのですが、それは単なる慣用句なんですって。慣用句なんたらを訳して「油田を掘りあてる」になってるだけらしいです。なーんだ。というわけでフレンチ警部も油田を掘りあててました。

▼お。

ウェンズ氏の切り札 現代教養文庫ミステリ・ボックス(S・A・ステーマン 松村喜雄、藤田真利子訳/社会思想社)

「六死人」で知られるステーマンさん。教養文庫にこんな作品が入っていたとは存じませんでした。

▼アンソロジー。

アンティシペイション サンリオSF文庫(クリストファー・プリースト他 安田均訳/サンリオ)

SFアンソロジー。アンソロジーはなんでもだいたい好きです。これはサンリオSF文庫だし、なお一層好きです。

▼面白い。

幕末写真の時代 ちくま学芸文庫(小沢健志/筑摩書房)

幕末写真と言えば、カバーにもなってる龍馬がダントツで有名ですが、そりゃ他にもいろいろありますよね。どっかで見たことあるヤツから、初めてみるヤツまで様々収録。どれも面白い。意外にはっきり写ってるんだよなぁ。

▼なかなかじっくり。

武士の家訓 旺文社文庫(桑田忠親/旺文社)

戦国武将たちが子孫に遺した家訓。いろんなうちのいろんな家訓を解説。思わず読み耽ってしまいます。

▼お。

久住昌之の人生読本 角川文庫(久住昌之/角川書店)

「孤独のグルメ」の久住昌之さんの人生読本。